前走中央組
・過去10年で7勝と前走中央の方が勝率的にはいい。
・はっきりとした傾向は乏しいが、ここ数年はオープン特別出走馬が強い。
・中央馬の戦績と勢いが重要で、4頭とも勢いがなければ地方馬が2頭台頭する可能性もある。
→オークスに参戦したラブパイローが出ているが、ここ最近のトレンドではない。1着馬の中で選ぶなら2戦2勝のドライゼだが、軸にする旨味はあるか微妙。
前走地方組
・過去10年で3勝だが、2勝は交流重賞で中央馬、1勝は南関東の重賞組で地方馬。
・東京プリンセス賞組が主力で、1着馬が狙い。圧勝ぐらいでどうか。最低でも3着はほしい。
・牡馬混合の重賞で1着。
・前走グランダムジャパンシリーズのレースで1着になった馬も狙い。
→該当馬はグラーツィア、スティールルージュ、スピーディキック。スピーディキックは南関東クラシック二冠。昨年は交流重賞のエーデルワイス賞で勝利し、東京2歳優駿まで制している。
グラーツィアはグランダムジャパンシリーズのトップで、2位にスピーディキック。グラーツィアは南関東のクラシックに行かず、グランダムジャパンシリーズを優先している。最終戦はポイントが20ポイント、エクストラポイントもあり、スピーディキックを意識するだろう。狙うならこの2頭のどちらか。
関東オークス穴馬の傾向
・基本的に南関東所属の馬が穴馬になりやすい。
・前走牡馬混合重賞で5着以内
・2歳時中央で勝利経験あり
・地方の重賞勝利経験あり
該当馬はグラーツィア、ケウ、スティールルージュ、スピーディキック。
先ほど該当した馬以外で新たに出てきたのが川崎所属のケウ。
ケウは580キロ前後ある馬で、佐賀の重賞で勝利。
この馬もグランダムジャパンシリーズでポイントがある。
ただ牝系の血統が短距離で、2100メートルが持たない可能性がある。
それはスティールルージュにも言える話で、距離には不安が。
血統的に距離が持ちそうなのはスピーディキック。
半姉イエローリボンが浦和の2000メートルで勝利している。
関東オークス2022最終的な見解
スピーディキックの南関東牝馬クラシック三冠達成を信じてみたい。
中央馬は1勝クラスを勝った馬が参戦しているが、いかにも人気を吸いそう。
実績的にはスピーディキックが揺るがない。
外枠が不利とされる浦和マイルで行われた桜花賞では大外に入るも無理せず後方待機。
3コーナーから4コーナーで進出を開始し、最後はまとめて交わし勝っている。
わざわざ中央馬を本命にするぐらいなら、南関東牝馬クラシック三冠を夢見た方がいいだろう。
ちなみに現状唯一の南関東牝馬クラシック三冠馬はチャームアスリープ。
常に内枠だったことを思うと、スピーディキックは外枠が多く、条件的にはこちらが上か。
史上2頭目が誕生する可能性は十分あるとみていいだろう。