公営ギャンブルには実に様々な券種があります。
6人が争うボートレース、7人が争うミッドナイト競輪とガールズ競輪。
この2つは3連単で勝負せざるを得ないでしょう。
8人で競い合うオートレース、本来9人で走る競輪は、2連単というのも視野に入るでしょう。
実はこれらにはワイド、もしくは拡連複という券種が存在します。
分かりやすく言えば、1着から3着までに入る選手を2人当てればいいというものです。
このワイド、頭数が少ないと、めちゃくちゃ当たりやすいですがまぁとにかく安い。
そもそも誰もワイドで買いませんからぶっこめないのもあります。
ところが、競馬はこのワイドが結構おいしくいただけるわけです。
最大18頭、海外競馬の馬券発売ではそれを超える頭数が出てきます。
難易度はそれだけ上がり、うまみもあります。
このワイド、中央競馬では控除率もよく、普通に3連単を買うよりもお得になりやすいです。
そんなワイドですが、効果的な買い方を早速ご紹介します。
その買い方とは、「あえて人気馬を買わない」という買い方です。
前提として、軸馬に1番人気以外の馬を据えるとします。
1番人気と2番人気のワイドはさすがにつきません。
2倍とか3倍、下手をすれば1倍台だってあります。
これが馬連だと、どれだけ配当が安くても的中の可能性は1つだけ。
外すにしても覚悟を持つ必要があります。
ところが、ワイドの場合、的中の可能性は3つあります。
1頭軸で買うとすれば、的中の可能性は2つ。
1つは人気馬だったとして、もう1つに全力を注ぐ狙い方ができます。
人気馬にリソースを割くぐらいなら、穴馬にリソースを割いた方がいいに決まっています。
1点100円で5点買うとします。
相手に人気馬を入れた5点、相手に人気馬を入れない5点、どちらが儲けられるか。
ヒモの中で最低人気になるのは、前者だと6番人気、後者だと7番人気。
6番人気と7番人気、1つ違うだけで意外と差がつくものです。
これに加え、データ予想などでさらに切って、穴馬に可能性を見出せばその馬が来る可能性もあります。
自分はいつも、ワイドを買うときは圧倒的人気馬を一切買わないようにしています。
もちろん、1番人気との組み合わせでもオッズがつくなら別ですが。
少ない点数で効果を持たせるのなら、人気馬をヒモに入れないのが一番です。
持論として、2着までは実力、3着はまぐれでも来るというものがあります。
こんな馬買える?というパターン、3着だと結構あります。
可能性だけをピックアップし、それを純粋に評価すれば、3着候補は山ほど出てきます。
これが大事であり、ワイド馬券の魅力、醍醐味です。
それにワイドが当てられない人は3連複フォーメーションも当たりません。
自分は3連複軸1頭、ヒモ3頭で15点になるように馬券を買っていた時期があります。
その精度を高めるために、ワイド3点で馬券を買った時期がとても長かったです。
単勝が当たらない人は3連単1着固定なんて当たりませんし、複勝が当たらない人は3連複1頭軸も当たりません。
ワイド1点で当てられれば、3連複2頭軸が買えるようになります。
馬券はすべてつながっていて、単複を蔑ろにするやつは馬券で勝てるはずがないんです。
まぁ枠連という手もありますが、このリスクヘッジ馬券はまたいずれ。
狙った馬が穴馬だった場合、自分は単複かワイドか、この2つで迷います。
一番悲惨なのは本命は来てるのに相手はいないという場合です。
メンタルも傷つきますし流れも悪くなりますし、引きずりやすくなります。
ですので、自信があればあるほど自分は単複で買います。
相手がそれなりに絞れる、本命馬が1着になるか微妙な時はワイドで。
臨機応変に、その度に自分は券種を決めています。
予想上手の馬券下手を避けるには、券種のテクニックを高めることが重要です。
そうすれば、予想上手の馬券下手にはなりません。
ワイドを買ってて、馬連でよかったじゃん!という場面も確かにあります。
でも、不安なら馬連も押さえればいいだけのことです。
自分の場合、馬連で来られても仕方ないと割り切っています。
ダメなのは、ワイドと馬連を交互に買うような行為。
ハマれば最高ですが、ハマらないと地獄でしかありません。
リスクヘッジをしつつ、スマートさを求める、それがワイドにはできます。
枠連の狙い方なども今後は書いていこうと思います。
それでは失礼いたします。