2022年3月10日に名古屋競馬場で行われる名古屋大賞典。名古屋競馬場は翌日の競馬開催をもって競馬場が移転される。移転前最後の交流重賞だ。移転後は直線が長くなり、傾向はガラッと変わるとされている。
果たして移転前最後の名古屋大賞典はどのような傾向となるか。過去10年で前走中央組、地方組それぞれ15頭が馬券圏内に来ており、それぞれの傾向を探っていく。
前走中央競馬
・フェブラリーステークス組は2勝しているが、人気薄ながら意外な健闘を見せていた。14年1着のダノンカモンが15番人気7着、コンマ7秒差。これを上回るようなら狙ってみてもよさそうだ。
・3勝クラス組は勝利が絶対条件、オープン特別組は4番人気以内かつ掲示板に入っていた馬。
・フェブラリーステークス以外の重賞組は、5番人気以内かつ5着以内。
→該当馬なし。実は前走中央は1頭だけで、しかも、エブリワンブラックは芝のレースを使っていた。ただその前のオープン特別も厳しく、4番人気以内かつ4着以内を満たせていなかった。
前走地方競馬
・佐賀記念組は3番人気以内で2着以内。ただ3番人気であれば1着が欲しいところで、理想は2番人気以内で2着以内。
・川崎記念組は2番人気以内。川崎記念で人気を裏切った馬が名古屋大賞典で復活するケースが目立つ。
・距離延長の場合は1番人気1着が欲しい。距離短縮の場合は5番人気もしくは5着まで。
・交流重賞ではないレースを使っていた場合は、1番人気1着で1秒以上の圧勝をしておきたい。
→東京大賞典組のアナザートゥルース、クリンチャー、佐賀記念組のケイアイパープルの3頭。アメリカンフェイスは佐賀記念5番人気2着で該当せず。
最終的に残った馬+おまけ
5枠6番 アナザートゥルース
6枠7番 クリンチャー
7枠10番 ケイアイパープル
おまけは3枠3番アメリカンフェイス。
最終的な結論
アナザートゥルースを本命にした。
アナザートゥルースとクリンチャーは近3走で同じ斤量同じレースを使っており、結果は2勝1敗でアナザートゥルース。
牡馬とセン馬の違いはあるが、体重もほぼ同じ、年齢も同じとなると、この力関係でいいだろう。
アナザートゥルースはここ1年で短い距離を使い始めており、ダイオライト記念ではなくここを使うのは自然に思える。
問題は鞍上だけ。中央では十分やれているが、未経験の名古屋がどうか。
ただ、ここに来てクリンチャーが1キロ重くなるので、不安は多少あるが、アナザートゥルースから勝負したい。
クリンチャーも去年勝っており、当然勝ち負けは必須。
ケイアイパープルは重賞を勝って1キロ減、これはかなり魅力だが、前走はうまく行き過ぎの感も。
おまけのアメリカンフェイスは、2キロ減で岡部誠騎手に乗り替わったのが魅力に思えた。
アナザートゥルースからの馬連3点でよさそうだが、ガミらないようにしたい。