今週のお題「わたしのコレクション」
このお題だと、こんなユニークなモノを集めていました!という記事が集まるのだろう。
悲しいかな、私自身、コレクションへの興味がさほどない、というより、物欲がない。
学生時代は多少なりともコレクションへの興味があったのだが、我に返ってしまうのがコレクションへの興味を失わせる要因だったと思う。
「我に返る」というのは、自分を客観視し、現在の状況を残酷に確かめる行為である。
アーティストのライブに行っても、日常の懸案事項を急に思い出す。
テーマパークに行っても、仕事でその日絶対にやらなきゃいけないことが頭から離れない。
あまりにもその場が幸せで、最高な状況だからこそ、私の脳はバランスを取ろうとするのだろう。
そんな私も幼稚園の時はコレクションに興じていた。
毎日幼稚園に行くと、各自が持っているカレンダー的なものにシールを貼っていくのだが、そのシールをずっと同じシールにしていた。
そのシールは季節によって変わっていた記憶があるが、1カ月全く同じシールにしていた。
こだわりが強い子供だったのだろう。
ただ、わずか1日、同じシールがなかった時、一気に興味を失ってしまう子供だったそうだ。
集めるならば全力で集める、集められないなら何もしない、まさに0か100か。
ビジネスマンとして、やるなら徹底してやるか、徹底してやらないか、どちらかであれと上司に教えられたことがある。
中途半端になるぐらいなら徹底してやるか全くやらないかにしておけということなのだが。
コレクションに没頭できる人は、徹底してやれる人、ビジネスマンなら有能な人たちということだ。
中途半端にすらコレクションをしていない自分もまた有能な人物なのか、いや、私は幸せの絶頂を受け止めきれないアホなのだ。