前走中央組
・過去10年で3勝と少し苦戦気味。
・フェブラリーステークス2勝、東海ステークス1勝で、3着以内まで広げるとチャンピオンズカップやアルデバランステークスが入る。
・重賞でまとめると、5番人気以内だった馬もしくは1秒以内の負けで5着以内。
・アルデバランステークス組は5着以内で1秒以内の負けならば圏内。
→該当馬なし。人気になっているミューチャリーやダノンファラオが消えてしまった。1秒以上の大敗から巻き返したケースもないわけではなく、ケイティブレイブがいる。しかし、前走5番人気に支持されており、例外でも拾えない。
前走地方組
・過去10年で7勝。地方適性が問われやすいと言える。
・川崎記念が3勝、佐賀記念、東京大賞典、JBCクラシック、浦和記念が1勝ずつ。残りは南関東の重賞。
・一番直結しやすい川崎記念組だが、4番人気以内もしくは4着以内に入っていることが条件。
・南関東の重賞では、2着以内が絶対条件で金盃からの距離短縮のケースが目立つ。
→エブリワンブラック、メイショウカズサ、フレッチャビアンカ、エルデュクラージュ、セイカメテオポリス、ノーヴァレンダ、ヴェルテックスが該当。
その多くは地方馬で、この中で取捨選択が必要。ただエブリワンブラックが斤量2キロ増、メイショウカズサが2キロ減というのは結構大きな要素。
地方馬の取捨選択
先ほど該当したフレッチャビアンカ、エルデュクラージュ、セイカメテオポリス、ノーヴァレンダの4頭の取捨選択を行う。
金盃組はいずれも1キロ減になるので、金盃組で見るとフレッチャビアンカがやや上。ただしいずれも騎手が乗り替わり、かつ別の馬で出走をするため、それがどう影響するか。
エルデュクラージュは川崎記念2着もコンマ9秒差の大差で展開がハマった形。前々走の報知オールスターカップではノーバレンダに完敗している。斤量差はイーブンもそれでもまだ差はある。
ノーバレンダは3カ月近い休み明け。ただ休み明けでも走るほか、中央時代に全日本2歳優駿に勝ち、交流重賞3着が2回ある。
4頭から2頭に絞るならば、まずノーバレンダ、そして、元々継続して矢野貴之騎手が乗っていたセイカメテオポリスにする。
ダイオライト記念2022の最終的な見解
中央馬と地方馬がかなり拮抗しているが、本命はヴェルテックス。
前走は展開に泣かされた部分もあるが、長ければ長いほどよく、本来ならもっと人気になってもいい馬。
ミューチャリーやダノンファラオを切って、先ほど該当した地方馬を入れるのは賭けではあるが、ミューチャリーに関しては800メートルの距離延長はさすがにきつい。
エブリワンブラックは2キロ増がどうかだが、南関東で名をはせた戸崎圭太が乗るとなれば話は別である。
本命不在の交流重賞はこれくらい狙ってみるのがいい。