海外競馬のGⅠは斤量減と高レーティング馬が来やすい。そこで馬券発売される4競走の中で、斤量減と高レーティング馬をまとめた。
ドバイゴールデンシャヒーン
斤量減の馬
ミラース 59→57キロ
モバーデル 58.5→57キロ
高レーティング馬
ドクターシーヴェル 119ポンド
ドレインザクロック 116ポンド
以降は113ポンド未満
日本馬はレッドルゼル113ポンド、チェーンオブラブ96+4ポンド。
狙い目の外国馬
ドクターシーヴェルとドレインザクロックが斤量増、しかもキャリアで一番重い斤量になるので、それがどうか。
レーティングもそこまで抜けておらず、わざわざ軸にするほどか。
これならば去年2着のレッドルゼルから狙えるが、去年と比べて前走の負け方がいいとは言えない。そこが不安だ。
斤量減の馬も地元の馬たちで、さすがに厳しいとみる。
もし狙うのであれば、グッドエフォートだろう。
前哨戦はチェーンオブラブに先着、わずかに斤量減、これなら単複でも面白い。
ドバイターフ
斤量減の馬
デザートファイア 59→57キロ
マイオベロン 60.5→57キロ
サフロンビーチ 57→55キロ
ハキーキー 60→57キロ
高レーティングの馬
ロードノース 120ポンド
カーネルリアム 119ポンド
サフロンビーチ 115+4ポンド
シュネルマイスター 119ポンド
以降は115ポンド以下
ヴァンドギャルドが115ポンド、パンサラッサが113ポンド。
狙い目の外国馬
サフロンビーチでいいだろう。
前走はイギリスのマイル戦を勝ち、斤量減で臨めるのが大きい。
マイル以外の長い距離はオークスの2410メートルと中間がなく、1800メートルでやれるかは未知数だが、オッズ的には狙える。
日本馬はレーティング的にシュネルマイスターが狙えるだろう。
休み明けも問題なく、あとは海外適性のみ。
パンサラッサの逃げ残りを期待する声は大きいが、左回りがどうか。令和のツインターボとよく言われるが、ツインターボが活躍したのは福島や中山。
ドバイシーマクラシック
斤量減の馬
ステラヴェローチェ 57→56.5キロ
アレンカー 57→56.5キロ
ドバイフューチャー 60→57キロ
バーガス 58.5→56.5キロ
高レーティングの馬
グローリーヴェイズ 123ポンド
オーソリティ 121ポンド
ドバイオナー 121ポンド
シャフリヤール 120ポンド
パイルドライヴァー 120ポンド
ユビアー 120ポンド
ステラヴェローチェ 119ポンド
以降は117ポンド以下
ユーバーレーベンは113+4ポンド。
狙い目の外国馬
無理に外国馬を狙う必要がないほど日本馬が揃った。
ただ、狙い目の外国馬はいる。
3キロ減のドバイフューチャーだ。
昨年はこの舞台で5着、差のある5着だが、全くノーチャンスではない。
3走前の勝ちタイムがドバイシーマクラシックの前哨戦とほぼ同タイム。
しかも斤量差が1.5キロ差あり、地元の中では十分やれる方だ。
あとは日本馬5頭やヨーロッパ馬たちとの戦いで分が悪いのは否めない。
ただチーム日本でまとまって走るわけではない。
大きな一発がもし入るとすれば、このレースであり、狙ってみても面白そうだ。
ドバイワールドカップ
斤量減の馬
アエロトレム 57.3→57.0キロ
高レーティングの馬
ライフイズグッド 124ポンド
ホットロッドチャーリー 122ポンド
ミッドナイトバーボン 120ポンド
カントリーグラマー 119ポンド
リアルワールド 118ポンド
以降は116ポンド以下
チュウワウィザードは116ポンド。
狙い目の外国馬
ドバイワールドカップの前哨戦であるアルマクトゥームCR3の1着馬ハイポセティカル。
昨年はドバイワールドカップで4着、チュウワウィザードと差こそあったが、ハイポセティカルは当時4歳馬、当然成長もある。
休み明けこそ大敗だったが、以降は立ち直っており、むしろ昨年より流れがいい。
前哨戦としてドバイワールドカップとも相性が良く、レーティングが低くてノーマークになれば、妙味がかなりある。
日本馬が無双したサウジカップデーも、メインは地元が勝って最高の締め方をしている。
ここも狙ってみる価値はある。
まとめ
どれか1つをひっかけてもプラスになるような馬たちを狙い目にしてみた。
馬連などを買う場合は、意外とシビアなオッズになるが、単複はややオッズが外国馬においしめに働く。
もちろん日本馬が1頭でも勝てば、馬券の損失の痛みなんぞ飛んでいく。
懐か心、どちらかは晴れやかになってほしいと願う。