当然データもなく、これまでより距離も延長と全く異なるレースになった。
ダート1500メートルは結構多くのレースが行われている。
意外にも外枠の方がいい成績を残しており、外枠の先行馬が1つのトレンドに。
内側の逃げ馬がそのまま勝ち切りにくいのが新たな名古屋競馬場の特徴なのかもしれない。
ダート1500メートルの特徴
ダート1500メートルはスタート地点の4コーナーポケットから、1コーナーまでに300メートル以上ある。
名古屋競馬場の直線距離は300メートルだが、スタートの位置的にそれより長い。
外枠の馬はポジションをとりやすく、スタートはそこまで激しくなる感じではない。
新しい名古屋競馬場でポジション取りが激しくなるのは1700メートルぐらい。
さすがに920メートルでは激しくなるだろうが、それでも直線部分は長い。
現状では名古屋の走破タイムは速くなったそうで、より時計の信頼度は高まったといえそう。
外枠の先行馬がすんなりとポジションをとれるかにかかっている。
勝負になりやすい斤量
しかし、過去10年の最軽量でも52キロ、軽ければいいってものではない。
牝馬マイナス2キロを考慮すると、牡馬52キロで1着になったトウケイタイガーに着目した方がいいだろう。
トウケイタイガーはかきつばた記念の同条件の東海桜花賞で1秒以上の差をつけて圧勝していた。
地方馬が絡むのは東海桜花賞での圧勝、園田の特別戦で完勝、このパターンだ。
逆にトップハンデだと58キロがマックス。
去年のラプタスが58キロで1着、ちなみに前走は阪神のオープン特別で1着。
キングズガードも58キロで3着だったことがあるが、前走は黒船賞1人気2着。
トップハンデあたりを背負う馬は前走の勢いが欲しいところだ。
斤量から見えてくる、可能性のある馬
イグナイターは黒船賞1着で56キロと、斤量的には恵まれた。問題は1500メートル。東京のダート1600メートルの新馬戦で勝てるなら、問題ないとは思うが。
インペリシャブルは移転初日の東海桜花賞で完勝、斤量は53キロ。この斤量はキャリアの中で最も軽い。これなら相手に入れていいかもしれない。
あとはヘリオス。57.5キロで前走は黒船賞2着。この馬も距離が不安だが、スピードがあり、名古屋競馬場の現状の特性を活かせるような印象を受ける。
ちなみにイグナイターとヘリオスの斤量差だが、ヘリオスが1.5キロ重い。
黒船賞では斤量差はイーブンでイグナイターが0.2秒先着している。
にもかかわらず、イグナイターの方が軽いとなれば、イグナイターを上にせざるを得ない。
せざるを得ないという表現は、距離不安と脚質がどうしても引っかかるから。
かといって、インペリシャブルを本命にするほどか。
そんなところだろうか。
かきつばた記念2022最終的な予想
本命はイグナイターにする。
はっきり言えば消去法であり、中央馬が微妙なことがすべてである。
タガノビューティーという手もあるにはあるが、初の地方遠征は少し躊躇する。
ラプタスは斤量が重すぎるし、距離がどうか。直線は長く、今までより100メートル長いわけで、勝手が違う。
インペリシャブルは穴候補として入れておきたいが、おそらく穴人気は避けられない。
ピンシャンも距離が不安だが、東京盃よりかは合っている。あとは鞍上のメンタルだろう。
ワイドファラオに距離不安はないが、鞍上の経験値の少なさは大きい。まぁ武豊を筆頭にみんな初体験だから経験値も何もないけれども。
ヘリオスは面白いと思うが、イグナイターとの力関係がすべて。
ラプタスを切って相手5頭に流す感じでいいと思う。
交流重賞3日間開催なので、初日でプラスを決めておきたいのだが、さぁどうか。