とにかく全くいいところがなかった。
デシエルトが逃げを打つ、ここまではいい。
いかんせんデシエルトがハイペースを作り、それにアスクビクターモアがついていく。
ハイペースで流れていたはずなのに、アスクビクターモアは粘って3着。
そうなっちゃうとその直後にいた馬たちが単に実力が乏しかったことになる。
ロードレゼルに関しては内にすんなり入れず、外々を回る形に。
以前聞いたことがあるが、内を回り、外に馬がいるような形の方がたいしてストレスがかからないとか。
あの位置取りにならざるを得なかった時点で厳しいかなぁと思ってしまった。
本来それだけ早く流れ、さほど緩まずに流れれば、後ろにいる馬が強いのは当然だった。
ドウデュースとイクイノックスの差は位置取りぐらいなもので、ドウデュースの方が運が良かったか。
木村哲也厩舎はもう運は使っているので、もしかしたらその分かもしれない。
いつまで言ってるんだよという話だが、不思議なもので、本業でのしくじりをやってしまうと、あと一歩が届かなくなる。
典型的なのはTheWにおけるAマッソだが、ここは競馬なのでこれぐらいにする。
これだけキーファーズさんが海外に挑戦してくれているのだからご褒美で勝たせてやろうぐらいに考えればいい。
オカルトかよと思われるだろうが、勝負の世界とは意外とそんなものだ。
もう1つ提言したいのは、トライアルの見直しである。
結局皐月賞組で決まったように、青葉賞やプリンシパルステークスの存在意義がもはやないように思う。
だったら、京都新聞杯みたいな位置づけにすればいい。
皐月賞を5着までに広げたのは結果的に大正解だったことは過去の実績を見ても明らかである。
優先枠をその5枠のみにして、あとは賞金で13頭を拾えばいいのではないか。
トライアルから勝ち馬が出ないという時点で、それはトライアルとして機能が成立しているのかという話である。
青葉賞やプリンシパルステークスという存在はそのまま残し、トライアルだけやめればいい。
ハナからダービーを狙い、皐月賞すら叩き台になりつつある今、見直しは必要だろう。
オークスに関しても同じことを思うが、フローラステークスを2400でやったら同じ傾向になるのだろうか。
反対に青葉賞を2000でやるようになったら傾向は変わるのだろうか。
祭りが終わると、喪失感がある。
そして来週から新馬戦が始まる。
もっとよりよいサイクルを、競馬の発展のために考えてほしいと切に願う。