競馬に関してはペナルティを設けずに、趣味の中で楽しんでいる。
先日、大学時代の友人と久しぶりに会い、WINSで競馬をしたことで色々思うことがあった。
その友人はメンタル面でここ1年不調気味ながら、競馬にそれなりに熱を入れていたという。
自分は10年ほど前にメンタル不調だった時期があるが、とにかく金額を使っていた。
そして、彼もまた結構な金額を使っていたのだ。
その金額なら1日で遊べるよという金額を1レースに使っていた。
これで買い方が単勝や単複といったものならいいのだが、3連複、しかも軸は人気馬。
他人の馬券にとやかく言うのは控えていたが、自分にも一応友人を思う気持ちがあった。
賭け金を下げるか、シンプルな馬券にした方がいいと思わず言ってしまった。
大きなお世話なのは重々承知しているが、10年前の自分を見ているようだった。
そんな彼だが、自分が大学時代に競馬で勝ったという理由でおごったラーメンのことを覚えているという。
リーチザクラウンを軸にして馬連をゲットした2009年の日本ダービー。
直前になってびっくりするぐらいの大雨が降ったあのダービーである。
勝ったから周りにおすそ分けするというのは、ギャンブラーの常識だと当時は思っていた。
先日も午前のレースで珍しく大きくプラスだったので、知り合いに昼食をおごった。
自分は縁起物だと思ってやっているし、そうしないと流れが悪くなると思い込んでいるので、いわば偽善というか、自己満足である。
友人への指摘も、偽善・自己満足のレベルかもしれない。
それでも共通の趣味が、近しい距離にいる友人にできたというのが個人的に喜ばしかった。
メンタル不調の時は少額で楽しんだ方がいい。
きっと多くの人が通ってきた道であり、その周囲の人がストップさせようとした歴史がある。
しかし、止まることなく転落し、痛い目を見て少額で楽しむことに気づいた人が多い。
彼は間違いなく転落への道を走っている。
彼はクレバーなので、できる限り指摘して何とか思いとどまってほしいと信じたい。
そういう役回りになってしまったかと競馬歴の長さに愕然とする部分もあるが、競馬歴に短いも長いもない。
その時々を熱狂的に過ごせるならば。