アーティストのPV・MVを流すのがMTVやスペースシャワーTV、エムオンなど。
あれを見ていると、率直に「こんな曲があるんだなぁ」と色々と学ぶことがある。
Spotifyなど色々な音楽を知る機会は本当に増えた一方で、サブスクでこれがないの?と異様に腹が立つ機会が出てきた。
いつまでハロープロジェクトはサブスク解禁をしないのだろうか。
ハロプロファンではないが、モー娘。やあややなど聞きたい曲はある。
頑なにサブスクを解禁しないのは何か理由があるのだろうか。
山下達郎がサブスク解禁に否定的なのは、理由を聞けば納得なのでまだ諦めがつくのに。
多くの人間はバカではないので、説明をすれば理解してくれるはずだが。
それはさておき、年末年始の音楽番組の多さは本当に辟易した。
紅白歌合戦に関しては20年前まであった反吐が出るつまらない演出を思えば、最初から最後まで楽しく見れたから、紅白には辟易していない。
そもそも紅白歌合戦は昔のPVやMVをほとんど流さないわけで。
たまに昔のPVやMVを見るのはいいのだが、さすがに毎日色々な場所でありがちな曲のやつが流れると、芸がない番組だなと思ってしまう。
懐かしい!あったあった!と思えるのは1回2回ぐらいで、3回目以降はその感動すらなくなる。
だったらMTVなどを垂れ流しておいた方がいいように思う。
省エネで昔の楽曲を流すくせに、小細工して放送するから余計に腹立たしい。
学生の頃まではテレビっ子だったので、毎年ザテレビジョンのお正月超特大号を買っていた。
あれもやる、これもやると見たい番組にマーカーで印をつけたこともあった。
それが最近では全くテレビを見なくなった。
子どもの時のワクワク感というのは、知識がないことがゆえのワクワク感である。
どうせこうなるんでしょ?と色々な知識や経験が入ると、簡単に興ざめしてしまう。
その点、芸能人格付けチェックは毎年興ざめせず、しっかりと見ていられる。
吉高由里子と回答が一緒だったからよかったとか、濱田岳のリアクションが面白いとか、毎年面白く思える。
箱根駅伝だって、あれだけの長丁場だと予定調和が成り立たない、だから面白い。
懐かしい名曲をまとめて紹介!としたところで、何が面白いのだろう。
ドレミファドンのような番組があれば面白いと思うが、近年のドレミファドンはなかなかに形容しがたい胡散臭さを感じる。
フジテレビの番組のオープニングのメロディで番組名を当てるという企画みたいなカルトクイズっぽさが薄い。
タモリの音楽は世界だにおけるデジタモドンみたいなクイズで昔の曲を紹介すればいい。
音楽番組をMTVみたいにさせておけば金もかからず、コスパもいいのだろうが、芸がない。
アーティストがみんなでVTRを見る意味があるのだろうか。
だったら、トークすりゃいいだろうに。
そのトークに興味がないからチャンネルを変えられるというのであれば、その程度だったということだろう。
あと、音楽は頑張る人や青春真っ盛りの人だけのツールではない。
後ろ向きに、鬱屈とした気持ちを抱え、悪い意味で爆発寸前な人の心を守る時だってある。
カラオケでオールするのが普通だった奴らが音楽番組に携わるようになると、所詮MTVの切り貼りのような番組しか作れない。
体育会系はテレビの制作現場から退場しろと言いたいが、文化系は文化系でしんどい部分があるので、まぁなかなか難しい。
とりあえず、歌のうまい奴は履いて捨てるほどいる。
そして、テレビではなくYouTubeに行けばいくらだっている。
YouTubeでは到底マネできない音楽番組を、テレビには作ってほしい。
YouTubeでは到底マネできないコンテンツを作れば、テレビは生き残るだろう。