違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


スポンサーリンク

セガサミーフェニックスの「暴挙」と「賭け」。魚谷・東城切りの不可解と、近藤誠一監督を置き去りにした人事の闇


スポンサーリンク

times.abema.tv

今年のMリーグはレギュレーションにかかるチームがなく、静かに終わるかと思いきや、よもやの事態が起きた。セガサミーフェニックスによる魚谷侑未・東城りおの契約満了である。

魚谷侑未はチーム立ち上げからのドラフト1位。現監督の近藤誠一が「先に魚谷を確保したい」と願って獲得した、まさにフェニックスの核である。2年連続最下位という結果はあるにせよ、前年に近藤誠一が勇退していたため、ルール上は入れ替える必要がなかった。その核を、なぜ今手放すのか。理解に苦しむファンが続出するのは当然だろう。

成績を理由にするならば、さらに説明がつかないのが東城りおのクビだ。彼女は61半荘でマイナス12.7ポイント。平均にすればわずか0.2ポイントのマイナスでしかない。残留した茅森早香のマイナス幅と比較すれば「なぜ彼女が?」という疑問はより深まる。Mリーグに適応し、戦力として計算できる選手をわざわざ切る。ここには勝負論以外の「何か」があると考えざるを得ない。

囁かれるのは、スポンサー関係による「最高位戦への統一」という噂だ。茅森も醍醐大も最高位戦所属。もし4人全員が揃えば、赤坂ドリブンズに続く「最高位戦チーム」が誕生することになる。

連盟オンリーのチームも存在するが、フェニックスのやり方にはあまりにも「急ハンドル感」が漂う。本気でチームを刷新するなら、総入れ替えという大義名分を掲げた方がまだ理解を得られたのではないか。中途半端に二人を残し、功労者を切り捨てる。この不透明な人事に、近藤誠一監督もSNSで「自身の人事関与」を否定する異例のリプライを送る事態となった。

これだけの風当たりの中で、新メンバーが誰になるにせよ、求められるハードルは異常に高い。現最高位の竹内元太や村上淳といった実力者が有力視されるが、最低でもファイナル進出、いや優勝争いを演じなければ、この「危険な賭け」への批判は止まないだろう。

もし仮に、10チーム目が誕生し、辞めた二人が新チームで大暴れするようなことになれば、これほど痛快な話はない。それは日本人が最も好むリベンジの展開だ。セガサミーが選んだこの「荒療治」が、吉と出るか、それとも崩壊の序曲か。その答えが出る新シーズンは、かつてないほど残酷で、かつ楽しみなものになりそうだ。


スポンサーリンク