競馬とボート、パチンコパチスロをダラダラやる男のブログ

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藤田菜七子の引退理由は度重なるリークでプッツンしたからか


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競馬の騎手やボートレース・競輪・オートレースの選手は、辞めろと言われるまでは辞めようとしない。

「自分は向いていないので辞めます!」と言える人はよほど見切りをつけるのが早いか、色々と無頓着な人だ。

なぜなら、騎手や選手は刑務所のごとく規律が厳しい学校で必死に耐えた人たちだ。

年収が1,000万円以上期待できるなど、色々な思惑で入ってくる以上、「懲役1年」みたいな環境も必死で耐えられた。

だからこそ、ボートレースや競輪、オートレースには強制引退がある。

辞めたくなくても辞めざるを得ない環境にしているのは、そうでもしないと居座るからだ。

 

だから、藤田菜七子が引退するのは正直驚いた。

確かに虚偽申告を当時行っており、制裁を受けるのは当然であるが、誰も辞めようとはしない。

水沼元輝のように今年5月から来年2月いっぱいまで騎乗停止となった騎手も、決して辞めておらず、むしろ遅刻癖が治ったぐらい、改心している。

笠松競馬では不当な処分として一時は騎手を辞めさせられた筒井勇介や高木健が長いブランクの末に戻ってきた。

強制的に辞めさせられるケース以外で、自ら辞めるのはレアである。

競輪選手の高木真備のように、一定の実績を重ね、はっきりとやりたいことが見つかった人が引退するケースもあるが、これもレアである。

騎手の不祥事は数えきれないほどあるが、不祥事を理由に辞めるとすれば、それは犯罪レベルのことをしでかした人。

それでも、交通事故で人を死亡させてしまっても現役で居続ける人はいる。

藤田菜七子のやったことは、明らかに強制引退レベルではない。

しかし、藤田菜七子は引退を選んだ。

 

藤田菜七子の引退の大きな理由は度重なるリークであろう。

藤田菜七子はホリプロとマネージメント契約を結んでいたせいか、基本的には多くのマスコミに守られていた。

しかし、週刊文春だけは攻め続け、数々のスクープが報道される。

それ自体はどの国にもあるパパラッチ的なものだが、その後も藤田菜七子は結婚のスクープを始め、文春に攻められ続けた。

結婚の報告ぐらいは自分の口からしたいものだが、結果として文春に先行された。

今回の引退も文春に刺される形となった。

誰が週刊文春にリークしたのか。

特にスマホでのやり取りは、藤田菜七子が自らスクショを撮って周囲の人にバラまいたはずがないわけで。

 

もしかするとだが、結婚のスクープも、スマホの不正利用の件とつながっている可能性も考えられる。

昨年5月の件では藤田菜七子以外の女性騎手が全滅となり、もっと言えば藤田菜七子だって使っていたわけで、本来なら同罪で処分されるべきだった。

しかし、藤田菜七子だけは「口頭での厳重注意」はあったにせよ、行政処分は受けなかった。

周囲の人らは、おおよそ事情は知っているだろうから、えっ?となる可能性がある。

だから、結婚スクープも、各所で挨拶回りをする中で、文春に出しちゃえみたいなことがあったのかもしれない。

藤田菜七子と他の女性騎手の対立構造に結果的になってしまったのかもしれないが、藤田菜七子は今の女性騎手の流れを作った人。

加えて、他の女性騎手と比べて年齢が離れている。

そもそも疎遠になりやすい関係性であり、しかも、スマホの件があった。

遅かれ早かれこういう未来が訪れたと考えるべきだろう。

 

仮に藤田菜七子が1年近い騎乗停止を食らい、復帰したとする。

今までと同じように女性騎手たちと交流できるかといえば、きついものがある。

藤田菜七子の実績的に、ローカル場で平場での騎乗馬を奪い合う状況は避けられない。

それだけ女性騎手の2キロ減は大きい。

「例の件はノーサイド、切磋琢磨をしながら頑張りましょう!」と果たして後輩から言えるだろうか。

藤田菜七子から言って成立するのは、藤田菜七子が先に30日間の制裁を食らい、他の女性騎手たちが虚偽申告をして1年近い制裁を受けたケースである。

それも考えると、1年近い制裁を乗り越える気にならなかったと考えるのが自然だろう。

 

旦那はJRA職員で、針のムシロだとは思うが、一応は新婚であり、子供を作るといった未来が見える。

だったら、当面は家庭に入り、いずれどこかで競馬に携わる仕事をしようと思ってもおかしくない。

馬に優しいと評判で無理はさせなかったとされる藤田菜七子なので、厩務員や調教助手として復帰する可能性はあり得る。

小牧太が園田競馬に復帰した経緯があるように、地方競馬において、藤田菜七子が復帰する可能性もないとは言えない。

それは数年後だろうが、面白い人生にはなる。

ある種藤田菜七子の決断は、早々に見切りをつけた結果であり、過去の栄光なんかどうでもいいとばかりに捨てられたのかもしれない。

高すぎるプライドから制裁を耐えられなかったという見方もできるが、そこも見切りに入るだろう。

とりあえずは生きていてほしい。

ほとぼりが冷め、当時の心境を冷静に語れる状況になってから、またアクションを起こせばいい。

凱旋門賞で女性厩務員などが愛馬が勝利して号泣する光景を見ていると、馬は強くなっても、文化的には歴然とした差があるのかなと感じる。

この差を埋めるためにも、藤田菜七子に最後まで頑張ってもらいたかった。

その役割は永島まなみや今村聖奈などが担うことになった。

日本にはさまざまな場所にガラスの天井があるが、各所でその天井が破れることを願うばかりである。


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