以前報道ステーションのプロデューサーが、ひろゆきと同じように偏差値を持ち出し、
視聴者を「偏差値50」と表現し、今までの報ステが偏差値70で、視聴者が理解できずについていけていないなどとスタッフに演説を行ったとされている。
そんな報ステは偏差値50路線を歩んでいるのか、トップからウケのいいネタをやって、報道の順番を間違えてるのではないかと言われている。
とはいえ、「なんでこれを報道をしないんだ!」と悦に浸りつつ怒りのポーズをとるのもそれはそれでどうだろうか。
もちろん言いたいことは理解するが、テレビ局は視聴者に興味のないものは流さない。
ウケがいいと思えば、報道しにくいネタもぶっこむ。
それがここ1年2年の旧統一教会や旧ジャニーズに関する報道に出ている。
そして、ウケがなくなれば、一切報道されないことからも、要はそういうことなんだろうなぁというのがよくわかる。
一事が万事、そんな感じで報道がなされる。
最近報道1930や深層ニュース、プライムニュースをYouTubeで見る機会が増えた。
元々政治が好きで、子どもの時から選挙特番が楽しみだった変なやつ。
今回の選挙結果は、与野党伯仲という、終わってみれば、本来あるべき姿になったように思う。
最初の小選挙区制の時もこんな感じで、与野党伯仲状態だったと記憶する。
寝業師たちの暗躍で気が付けば自民党が多数を形成するも、参院選で大敗を喫したことで政局がカオスになっていった。
今もそんな動きになろうとしている。
でも、これぐらいカオスな方が「偏差値」を高めるにはいいのではないだろうか。
個人的には完全な比例代表制でいいように思う。
連立政権を組むだけでどえらい時間を要し、政治空白ありまくりになるが、成熟させていきたいのならそれでいい。
もう少し選挙制度に興味を持つべきだと個人的には思う。
小選挙区で3位の人が比例で復活するっておかしくない?というタレントの意見。
どこがおかしいの?という話である。
大きな政党は惜敗率で決まるが、小さな政党は供託金没収をまず逃れることが条件となる。
小選挙区で大敗を喫しても有効投票総数の10分の1をクリアすれば比例復活の権利がある。
その選挙区で一定の民意を得たわけだから、とやかく言う理由はない。
それが嫌なら完全小選挙区制だったり、フランスのように選挙を2回行うのも手だろう。
でも、選挙を2回行うことになったら、面倒だのなんだのと言うはずである。
あとオーストラリアのように優先順位をつけていくのもいいように思う。
これもまた面倒だと言われるだろう。
民意をいかに反映させ、死票を減らせるか、その制度設計を面倒がる時点で、何が民主主義なのかという話である。
103万円の壁もそうだが、今ある制度、仕組みをもっと疑い、こうすればいいのではないかと議論をしていくべきである。
そういう議論が起こるのであれば、それは国民民主党の功績と言えるだろう。
と、日常生活で周囲の人に言うと、うわぁ政治マニアかよ…政治オタクじゃん…とドン引きされる。
なんでそんなに詳しいの?!と侮蔑に近い言葉をぶつけられるのが今の状況だ。
詳しくないフリをしないと白い目で見られる。
変だなぁと思いつつ、偏差値50でいることが正義とされる日本において、それが正しい振る舞いなのだから仕方ない。