折田楓氏はなぜインタビューに応じないのだろうか。
このままでは、「知事に迷惑をかけた大ホラ吹き」のレッテルを一生貼られることになる。
そして、自己顕示欲が強い人にとって、とても耐えがたい屈辱ではないだろうか。
もちろん、「悲劇のヒロインに私はなるぞ!」と女優のように演じ続け悦に浸っている可能性もないとは言えないが。
今回の件は、折田楓氏が泥水をすすり、屈辱に耐えられるかがポイントとなる。
斎藤元彦知事側が描くストーリーにすべて乗っかれば、世間も飽きて忘れてくれる。
ただストーリーに乗っかることが何を意味するかはあまりにも恐ろしい。
ホラ吹きとしてのレッテルを貼られるばかりか、「ただの出しゃばり」、「自己顕示欲が強すぎて周囲に迷惑をかける残念な女性」という見られ方を甘んじで受け入れ、すべて自分の責任であると示すことを意味する。
これを書くド底辺の自分であっても、そんな目に遭いたくないし、誰しもそうだろう。
折田楓氏は確かに自己顕示欲は強いかもしれないが、「斎藤元彦知事を絶対に勝たせたい!」と執念を燃やしただけに過ぎないと感じる。
色々と必死過ぎただけ。
結果を出せば会社としての信頼を勝ち取れるほか、「斎藤元彦知事の大逆転に貢献した凄腕社長」として見られる。
必死になるのは当然だろう。
結果を出し、「これは私の手柄です!」とばかりにアピールするのもわからんではない。
この時代、いかにアピールするかが重要だからだ。
そんな人が、大量の泥水をすすり、屈辱を受入れ、当面の間、後ろ指を指され続けることを完全に許容するなんてできるものだろうか。
それができる人も日本には多いと思うが、そういう人の特徴は、明らかなデマ情報にも反論せず、「言ってもしょうがない」と諦める傾向にある。
その姿に、真実を知る周囲の人間がただただ激怒し、デマ情報に踊らされる人々たちに激しく反論をするが、本人は多くを語らないことが目立つ。
ある種古き良き時代の日本人っぽいところだが、その対極にいるのが折田楓氏のようなネット上でキラキラした姿を見せる人たちである。
インスタグラムで華やかな姿ばかりを見せる人たちが、デマ情報に一切反論しないで、全ての屈辱を受入れるようなスタンスをとるとは思えない。
大金をもらうなど、相当な見返りがないとできない。
それこそ昭和ならば、見えないところでドカンとお金をもらうようなあくどい手段もできただろうが、令和の時代にそんなことはすぐにバレる。
このタイミングで折田楓氏が会見を行い、涙ながらに真実をすべて晒せば、おそらくだが、賛同者が出てくるように思う。
必死に仕事をする人だろうから、その仕事ぶりに触発され、時間はかかるにせよ、今までのような仕事ができるかもしれない。
もちろん、そんなことをしたら自分の身にどんなことが起きるのか、よくよくわかっているからダンマリなのも理解する。
とはいえ、警察が動き、捜査のメスが入ったら、取り返しのつかない事態になりかねない。
発端は自らの発信によるもので、何らかの責任が生じることは避けられない。
こういうのは遅らせれば遅らせるほど、手ぐすねを引かれてしまう。
泥水をすすり、墓場に持っていく覚悟ですべてを受入れるのならば、今のままでいいと思う。
ただ、それができるならば最初からnoteでアピールはしないだろう。