違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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【上沢式FA】上沢直之はなぜ野球ファンから総スカンを食らうのか


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hochi.news

有原式FAから上沢式FAへ。

本当にソフトバンク入りが決まると、野球ファンの多くは批判した。

ダサいというのが目に付くほか、ソフトバンク球団に対してそこまで批判の矛先が向いていない点。

ソフトバンクは、ヘイトを集めかねない形で選手を集めるのがもはや日常であり、金がある球団としてそりゃそうするよねという姿勢を示しているに過ぎない。

巨人だってマルティネスを巨額の年俸を支払って獲得している。

横浜もバウアーを獲得するのではないかと言われているが、それはどうなるかわからない。

この件でダルビッシュが上沢を擁護し、ファンに自制を求めたようだが、それはダルビッシュがわかっていない部分がある。

人間は自分勝手なストーリーを相手に押し付けたがる生き物なのだ。

警察や検察が冤罪事件を引き起こす時、無理やりなストーリーを作ってそこに当てはめるのと同じ。

こうに決まってる!こうあるべきだ!というストーリーがあると、そこに乗っかっていけるものだ。

いまだにFA移籍に対してネガティブな印象を持つ人が多いのは、推しチームの選手は生え抜きでずっとやってほしいという思いが強いからだろう。

選手が勝ち取った正当な権利であり、行使しただけでも一定の批判を食らう。

ポスティングシステムを利用した佐々木朗希もかなり叩かれたが、構造としては大して変わらない。

「ルール的には問題ない、だからとやかく言われる筋合いはない」という考えも理解できる。

ただそれを突き通すと、昨今のメルカリでの転売問題も同じである。

チケットの転売はダメだが、サインを転売するのはルール的には問題ない。

しかし、サインを転売するなんて!と非難の声が集まりやすいのはなぜだろうか。

「ルール的には問題ない、だからとやかく言われる筋合いはない」という方針をケースバイケースでブレさせる意味はなんだろう。

人間はデタラメな生き物なので、ブレるのが普通。

そのことを自覚している人は別にいいと思うのだが、意外とデタラメであることを許容できない人が多い。

常に正しくなければならないという考えを持つのであれば、ケースバイケースで方針をブレさせるのはいささか醜い。

入団会見で何を語るか、恩師である持丸監督はコラムでどのように書くのか、その点を見てみたい。

ただ、こういうもので恨みを買うと、未来永劫ずっと言われ続ける。

ヒールになることを覚悟し、腹を括り、ファンと対峙していかないと、心も体も持たないのではないだろうか。

相当なイバラの道ではあるが、結果で黙らせるほかない。

ただ結果でも黙るかどうかの保証がどこにもないのも確かである。


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