違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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クイズタイムリープに感じた強烈な違和感をまとめた


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日本テレビの番組に、クイズタイムリープという番組がある。

日本テレビで放送されたクイズ番組にタイムリープし、AIの技術を使い、当時のスタジオに潜入するような形でクイズに挑んでいく。

マジカル頭脳パワーとクイズ世界はSHOWbyショーバイ‼︎、高校生クイズ、アメリカ横断ウルトラクイズが再現されていた。

個人的には、クイズタイムリープに強烈な違和感を覚えた。

 

最大の理由はAIを介した会話である。

板東英二や逸見政孝、福留功男などとAIを介して会話できるのだが、個人的には一線を越えているのではないかと感じた。

昨今のディープフェイクと何が違うのだろうとすら思う。

もちろんディープフェイクは最悪で、脱いでいない人を脱がせるのだから、当人からすればたまったものではない。

しかし、AIを活用して会話を成立させようとする行為も、大差がないように感じる。

「原子力の平和的利用」のようなものかもしれないが、ものすごく危ういことだと思う。

その世界の中に閉じこもろうとする人が出てきても不思議ではないし、そこから出てこられなくなってしまう。

www.huffingtonpost.jp

AI美空ひばりが登場した際、山下達郎は冒涜だと切り捨てた。

当時賛否両論があり、どちらの意見も理解できるものが多かったが、冒涜とまではいかないにしても、危険だなと感じた。

AIでもいいから故人と再会し会話ができる喜びは当然あるが、抜け出せなくなる恐怖の方が強い。

どちらのケースもあるとしてプラスマイナスで捉えると、マイナスの方が大きいのではないかと感じる。

クイズタイムリープ自体は面白いと思うが、若干無邪気が過ぎる気がしないでもない。

 

クイズ世界はSHOWbyショーバイ‼︎を子供ながらに見ていて、色々視聴できる機会に恵まれたからこそ思うのが、ものすごく細部におや?と思う点だ。

司会の逸見政孝は、早押しクイズでパネラーが誤答した際、違う!と言う。

しかし、クイズタイムリープでは残念と言っていた。

クイズミリオネアでみのもんたは誤答に対し残念と言うが、もしもAIみのもんたが不正解!と言ったら、相当な違和感だろう。

他の部分はかなり工夫しているのだが、だったらそこまでやってほしかった。

ちなみに前にもクイズタイムリープでクイズ世界はSHOWbyショーバイ‼︎が復刻されているが、その時、ディレクターだった五味一男などに協力を仰いでいる。

アドバイスとしては、今現在当たり前になったものが答えの方がいいというもので、確か携帯電話が答えの問題が出題されていた。

今回も傾向としてはそんな感じ。

山瀬まみや渡辺正行がレジェンドとして参戦するのは確かによかったが、峰竜太がなぜかマジカル頭脳パワー側のレジェンドとして呼ばれたのが不思議でしょうがなかった。

だったら千堂あきほとか加藤紀子とか呼んであげればよかったのに。

総論賛成・各論反対みたいなもので、全体は面白く仕上がったが、細かな部分が本当に惜しい。

結論から言えば、当時を知らない人はめちゃくちゃ楽しく、当時を知る人も大して覚えてなければ楽しめる。

その当時から食い入るように見てついつい記憶力がある人ほど細かなところが気になって複雑な心境になっていく。

だったら、再放送を流してもらえれば…と思うし、月1000円でも2000円でも払う。

それなら堂々と違法アップロードに対抗できるわけで。

忘れすぎるのもダメだが、覚えすぎてるのもダメだなと実感する。


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