違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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2024-25のMリーグファイナルを振り返る


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がっつりとMリーグを見るようになったのが昨年の途中からで、昨年の表彰式も見ていたはずだが、昨年は1位が抜け出していて、ヒリヒリ感がなかった。

そりゃ2~4位のチームは賞金がかかっているのでヒリヒリしていたと思うが、それはチームの内部事情に過ぎず、見ている側はどこが優勝するのかという部分に注目する。

その点、今年は南4局までわからず、最後の最後の最後まで緊張状態が続いた。

aroaukun.hatenablog.com

レギュレーションでもないのにクビを切る、しかも成績が原因ではないというのは、ハレーションを生む。

結果的に大きな騒動となり、監督の近藤誠一が釈明に追われるハメとなる。

危険な賭けは明らかだったが、セガサミーフェニックスは賭けに勝った。

チームを優勝に導いたのは、初年度負けに負けた醍醐大。

昨シーズンでは最高位戦でも下振れが続いてよもやの降級。

すべてがかみ合わなかったのとは一転して今シーズンはとにかく勝ちまくった。

一体昨シーズンは何だったのか。

運に左右される要素が強いとはいえ、なんとなんとMVP。

MVP争いも相当熾烈だった中、自分の上がりでMVPをつかみとった時点で、今年はそういう年だったのだろう。

南4局で、放銃こそないが、当たっても何ら不思議ではない七萬が飛び込んできて、七筒待ちの醍醐大はやむなく2枚ある東を切って回った。

既にU-NEXTパイレーツの仲林圭や赤坂ドリブンズの園田賢はテンパっている。

園田賢の待ちは山になく、仲林圭の待ちは山にわんさか。

あぁこれは次局だなぁと多くの人は考え、来シーズンMリーグ入り待ったなしの石井一馬と同時視聴配信をしていた下石戟はトイレに行ってしまう。

そんな中、醍醐大のところにまた七萬がやってきてテンパイ。

あまりの展開に、今ノリにノッている石井一馬すらテンパイに気づかない。

実況の日吉辰哉もすぐには反応できなかった。

そして、リーチをかけていた園田賢が七筒をつかんで、ゲームセット。

麻雀漫画のような展開だった。

 

見ている自分ですら涙目になるくらいなので、号泣する人がいても何ら不思議ではない。

優勝したセガサミーフェニックスの選手は当然そうだし、負けた側もそう。

普段からよく泣くわけではない人たちがみんな泣いていた、そういう試合だったと言える。

渡辺太が囲み取材で泣いたというのも意外といえば意外だが、ファイナルで急にかみ合わなくなり、負けが込んでしまった。

たとえ強くても、負けが込む時はとにかく負けが込む。

3半荘4半荘で立て続けにラスを引くなんて、ない話ではない。

何か最近運が悪いなぁというのは誰にだってあるが、それが最後に来てしまった。

泣くのも無理はない。

 

ダービーからダービーへは競馬だが、麻雀業界もMリーグからMリーグへ。

日曜からオーディションが本格化、契約更改の話も出始める。

世界麻雀やMトーナメント、ドラフト会議と話題は尽きない。

オーラスの死闘は、しばらくは別の対局でも見ることはできる。

オーディションの対局の方がより生々しくなるかもしれない。

とはいえ、2024-2025シーズンのファイナル2戦目南4局を超える展開は今後そうそう見られないだろう。

翌日の旅サラダで藤木直人が熱弁するも、松下奈緒以下置いてきぼりという状況が現状とはいえ、競技麻雀としてのイメージは段々と良いものになろうとしている。


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