違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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内川幸太郎と渋川難波の同接4万人以上の配信に思ったこと


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www.youtube.com

同時接続数のランキングがある。

19日ではYouTubeで全体の6番目、最大44,565人が同時に見ていた。

これがいかにすごい数字か。

乃木坂46のチャンネルである乃木坂配信中において、ライブ直前の様子を6期生が生配信で伝えるやつが、最大42,085人。

競馬の交流重賞など注目度が高いレースや有名人の配信よりも見られていた。

それだけ内川幸太郎がKADOKAWAサクラナイツを去ることの衝撃と岡田紗佳が契約更新できたことへの驚き、その一報の当日に本人が心境を語る鮮度の良さなどが大きかったと言える。

内容自体は内川幸太郎の人柄の良さや前向きな姿勢、何より炎上を恐れ慎重に立ち回る渋川難波の組み合わせもあり、問題のある内容には見えなかった。

岡田紗佳の暴言の件はさすがにピックアップされなかったが、なぜクビになったのか、おおよそのニュアンスは伝わったように思う。

 

一方で、この時の配信では、渋川難波が監督である森井巧に、「怒ってる」という表現などを使って、なぜ辞めさせるんだ!みたいな詰め方をしたと語っている。

これが監督にヘイトが向かう形になったのではないかと、翌日の配信で本人が反省していた。

反省の気持ちはわかるが、あれが最適解だと感じる。

例えば、内川幸太郎からの肉声でのメッセージが当日になかったとする。

発表直後に巻き起こったヘイトの嵐は、おそらく岡田紗佳やチーム、監督に吹き荒れたはずである。

少なくとも月曜の配信で、この嵐は相当収まった。

内川幸太郎自身が前を向いたこと、ヘイトの嵐に対して本人が自制を促したこと、塀との嵐の中心にあった監督への不満を渋川難波が代弁したことなど、色々な要因もあって、落ち着きにつながる。

ここに堀慎吾がファンクラブ会員向けにコラムを書いて、ファン内部では一定の決着はついたように感じる。

4万人以上が同時視聴する、これを炎上させずに乗り切ったのは、すごいとしか言いようがない。

 

他方で気になるのは、KADOKAWAサクラナイツのファンが内川幸太郎に抱いている感想が、やはり堀慎吾の影響を受けている点。

結局いかに理由をつけて押せるかが大切で、押し切れない部分にモヤモヤした気持ちを持っていたのは堀慎吾も、ファンも監督も一緒だったかもしれない。

堀慎吾が監督に色々知恵をつけさせて、内川幸太郎を…という陰謀論めいたものがあるが、それはないだろう。

ただ、監督が堀慎吾の強さに対して、全面的に信頼していることは間違いない。

堀慎吾が、「愛情」とはいえ、あれだけ内川幸太郎にダメ出しをすれば、監督の考えはどのようになっていくかは想像がつきやすい。

加えて、堀慎吾の一定の人気を鑑みた時、今回の決断は何も驚かない。

2月の段階で、予測はしていたので、本当にやるんだ…ぐらいなものだ。

 

岡田紗佳の例の件を見て見ぬふり、もしくは、反省したんだし…みたいな論法で擁護する向きがある。

お咎めなしで済ませた場合に何が起きるか。

もう1回同じことが起きる、もしくは何らかのスキャンダルが生じた時、その時にお咎めなしだったことを取りざたされて処罰感情が増してしまう。

どんな形であれ、禊を済ませれば、終わったことで押し切れる。

その禊だって、形だけの減俸でもいいし、減俸分を社会貢献活動に回すというのでもいい。

その上で契約更新をするのであれば、ちょっとしたボヤで済んだだろう。

昨今の正義感の暴走は、当事者の処罰のされなさや怒りのぶつけられなさが影響する。

吉沢亮が酔っぱらってやらかした時、アミューズがすぐさま動き、吉沢亮に処罰を与え、すべての非を認め、被害者に最大限の配慮を行った。

吉沢亮に対し、あの野郎!許すまじ!という意見はあまり見かけない。

不倫報道なども、結局最初から非を認め、会見をやってボコボコにされておくと、一時的なダメージはあっても、回復が早い。

岡田紗佳は発信力のある麻雀プロだから…とお咎めなしにしても、予期せぬ出来事が起こってしまえば関係ない。

余計なお世話だろうが、大丈夫なんだろうかと素朴な疑問を抱いてしまう。

勝算があるんだろうか。

やらかさない限りは問題ないし、ずっとやらかさずに、しばらくしてやらかして、蒸し返されても「いつのこと言ってんのwww」という空気になる。

岡田紗佳は少なくとも5年は言動に注意し、振る舞いも良くして、プロとしての実力を証明し続けなければならない。

そうすれば、「いつのこと言ってんのwww」という空気が作られる。

一番いいのは、伊藤友里が復帰し、Mリーグのインタビューの場で対峙して謝罪するシーンを見せることだろう。

これをやってしまえば、もうこの話はおしまいになる。

あと、堀慎吾のアドバイスを受けて、岡田紗佳は将棋を始めたのだろうか。


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