違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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オジュウチョウサン顕彰馬落選問題とマスコミの投票に物申す


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news.netkeiba.com

中山大障害や中山グランドジャンプだけはできる限り現地で見ようとしているぐらいなので、障害馬が顕彰馬になるかならないか、殿堂入りするかしないかはかなり重要視している。

なので、顕彰馬入りを逃したというのは確かに残念ではあるが、アーモンドアイですら顕彰馬にすぐなれなかった。

「前人未踏の記録を残す牝馬」、本来すぐに選ばれるべきである。

ところが、アーモンドアイは選ばれなかった。

ただ、すんなりと顕彰馬になれなかった馬は結構いて、ロードカナロアやキタサンブラック、コントレイルもそうだった。

オジュウチョウサンが今回2票差で及ばなかったが、コントレイルはわずか1票差で逃していた。

一方、ブエナビスタは長らく100票近い票を集めるも、支持が伸びない。

2014年には7票差で及ばずという時代もあったが、この10年で支持を失っているといっていい。

アーモンドアイが物差しになってしまっているのであれば、それは可哀想だ。

オジュウチョウサンの票数はむしろ立派で、ロードカナロアのように殿堂入りまでたどり着くことも十分に考えられる。

イクイノックスがすんなりと選ばれたのは、コントレイルやアーモンドアイがストレートで顕彰馬になれなかったことへの批判に対する、記者側の反省と考えたい…

 

記者投票の仕組みは、1人4頭投票できるようになっている。

有資格者は通算10年以上取材を行う記者クラブの加入者と競馬専門紙各社1社3名まで。

これまでスポーツ紙の競馬記者として長く活躍していたが、最近フリーになったという人に投票権は与えられない。

だからか知らないが、年々有資格者は減少傾向にある。

gachach.hatenablog.com

ここ最近は記者の投票傾向が見えないようになっているが、過去は公開されていた。

ある年は該当馬なしの割合が半数を超えた年もある。

アーモンドアイが落選した2022年だと、202人×4票=808票ある中、173票が該当馬なしとなっている。

1頭も投票していない人が2021年に1割程度いる時点で、見識を疑うところである。

競馬マスコミが顕彰馬の投票すら放棄する。

これこそが問題なのではないだろうか。

もちろん投票するもしないも自由だが、堂々と言えばいい。

昔は1人2頭しか入れられなかったが、ディープインパクトが選出された年も4人が該当馬なしとしている。

ディープインパクトにすら投票せず、かといって、他の馬にも入れないというのは、どういうことなのだろうか。

まだ1票しか入らないような馬に入れてる方がマシである。

投票権を行使しない理由が知りたい。

 

別に今の投票制度を廃止する必要はないと思う。

ただ、誰が何に入れたのかを堂々と公開すればいい。

JRA賞もそうだが、堂々と該当馬なしと示せばよくて、あとは多くの人に判断してもらえばいいのではないだろうか。

適当に競馬記者をやっているんだろうと言われたくないのであればの話だが。

あんなもん誰でもできるわ!と普通は言われたくないはず。

マスコミは第四の権力だ。

だからこそ、公開できるものは公開すべきなのではないだろうか。


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