TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に出演した田原俊彦が、アシスタントの山本恵里伽の手を触るなどの行為を行ったほか、「真ん中の足はもっと上がる」などの発言をしたことが問題視されている。
「真ん中の足はもっと上がる」というのは、前提として、64歳の田原俊彦が思いっきり足を高く上げるパフォーマンスを今もしている話から出たものだ。
これだけ聞けばセクハラだが、高田純次が今までさんざん言ってきたようなギャグなので、個人的には、「それもアウトになるのかぁ」と違和感は覚える。
ただそれは、90年代の高田純次や田原俊彦を知っているからであって、何も知らない人からすれば、セクハラになるのは無理もないとも思う。
まして、女子アナの手に指で触れるという行為は、文字で見たらそりゃセクハラである。
永野芽郁と江頭2:50の時もそうだったが、大人世代は江頭2:50の暴れっぷりを知っているし、伝説もわかっている。
とはいえ、若い世代はそんなことを知らない。
出川哲郎がただただ抱かれたくない男として認知されてた時代から、面白そうなおじさんという認知が変化したのも、正直な話、強い違和感を覚えるが、若い世代の認識はそうなのだから仕方ない。
老害だの若害だの、自分たちの世代を正当化させようと攻撃的な言葉で自己防衛に走るのを見ていると、おいおい…と思う。
フジテレビが10時間会見を行ったその日、TBSラジオが生島ヒロシをコンプライアンス違反で降板させた。
その態度と今回の件は一致した方針であり、ブレてはいない。
皮肉なことに、TBSラジオがこうした態度をとったことで、国分太一も窮地に追い込まれてしまった。
国分太一が何をしたか、憶測でも一応は書かないでおくが、報道を見る限りでは、TBSラジオが生島ヒロシを降板させていなかったら、こんなことになっていないのではないかと思わざるを得ない。
フジテレビはフジテレビで、港浩一の推しだったディレクターがオンラインカジノで捕まるという、一連のドミノがまだ続いているが、生島ヒロシから始まったドミノもまた続いている。
誰かが批判覚悟で止めない限り、このドミノは芸能界を襲い続けるように思う。
自身のラジオ番組で起きた事案なだけに、太田光は自分の言葉で語っている。
全方位に対する配慮や理解をする太田光はただただすごい。
田原俊彦と爆笑問題は、爆報フライデーという番組で共演し、そこそこの視聴率をマークし続けた。
言ってしまえば気心の知れた仲というやつである。
太田光も語っているが、田原俊彦は「バカだけど人が良くてサービス精神旺盛」で、その人物評はその通り。
ジャニー喜多川の性加害問題が浮上した時も、日曜サンデーにおける田原俊彦の言動は大変危うかった。
2023年ですらだいぶコンプラが厳しすぎる状況にあったが、よく炎上しなかったなと思う。
それもこれも「バカだけど人が良くてサービス精神旺盛」だから。
その点は太田光にも通じるものがあるからこそ、お互い信頼しているのだろう。
とはいえ、今回の件は非難されても仕方ない。
例えば、1995年とかに、こんな言動をしてた、こんなことをしちゃってたというのを、2025年の価値観で否定し、炎上させるのはおかしいと思う。
1995年の価値観の中での言動なので、それを30年後になってああだこうだ言うのは、ちょっと過剰である。
しかし、2025年の言動は、2025年の価値観で否定されて当然。
手を触るぐらいでアウトなの?みたいな価値観を2025年に持っていて、それを実行したら、そりゃ炎上する。
もちろん2030年になったら、手を触るぐらいでアウトとか息苦しい!今なんて急に後ろからハグしても全然許されるのに!というぶっ飛んだ価値観になるかもしれない。
価値観は色々な反動の中で変わっていく。
こうしたコンプラの波はいずれ反動が訪れる。
というよりも、色んな秩序が危うくなっており、その前触れが訪れているようにも思う。
芸能界で巻き起こるこうした事案は、色んな秩序が壊れていく前兆のように感じる。
田原俊彦の熱烈なファンにとって、この件は不愉快でしかないかもしれない。
ただ、あの言動では、いつかは直面した事案とも言える。
反省してかしこまる田原俊彦は見たくない、そう思うファンは多いだろう。
田原俊彦を御せるのは爆笑問題しかいない。
ファンは奔放な田原俊彦を最後まで見続けたい。
それが答えなのだとすれば、この先の道は何となく見えてくるように思う。
あと久しぶりにナインティナインと田原俊彦の組み合わせを見てみたい。