違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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なぜオールドメディアは広陵高校の件でSNSの是非に走りたがるのか


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広陵高校の件はいつの間にかSNSの是非みたいになっていて、あらららら…という状況になっている。

言わせてもらうならば、正規ルートでどうにもならないからSNSを頼らざるを得なかったわけで、だったら最初から誠意ある対応をしとけよという話である。

最初から誠意ある対応をしていたというのであれば、その経緯を正確に伝えていけば、誠意ある対応であるかどうかはよくわかる。

そこを怠った可能性が高く、正規ルートでダメなら…という具合に事態が動いたと言える。

www.sankei.com

オールドメディアは良くも悪くも慎重であり、真偽不明の情報は出さない。

誤報だった時に信頼を大きく損ねるので、下手なことは書けない。

その点、SNSは出したもん勝ちなところがあり、真偽不明だろうがなんだろうが、まずは情報を出す。

加えて、オールドメディアに対する根強い不信感も大きい。

さらに言えば、高野連など古い組織に対しても白い目で見られやすい。

高校野球はオールドメディアや高野連がタッグを組むイベントなだけに、何かあれば異様に叩かれる。

まして今回は、オールドメディアがこぞってSNSの是非に走り、広陵高校バッシングがほとんど見られない。

オールドメディアがこぞって一方向に走ると得てして逆の動きが生じるのは、ここ1年のトレンドである。

メディアは何かを隠しているんだと思われるだけに終わり、余計にSNSでの批判が強まるだけだ。

pinzuba.news

広陵高校のニュースに関して「SNSの何気ない投稿が高校球児の夏を終わらせてしまうということも投稿する前に考えてほしいと思います」とコメントしたことがちょっとした騒ぎとなっている。

この発言をした井澤健太朗という人は、Wikipediaで見る限り、ゴリゴリの体育会系であって、思うところがあったのだろう。

体育会系にいればいるほど、今回の広陵の件ほどではないにせよ、殴る殴られる、いたずらをするされるといったことは経験しやすくなる。

井澤健太朗がやる側やられる側どちらにいたかは知らないし、もちろん小中高大で一切そういう目に遭わなかったことも十分に考えられる。

広陵の件を巡り、実際に強豪校に子供を入学させる親の中には、むしろ広陵は被害者と考える人もいるらしい。

nikkan-spa.jp

日本を支えてきたのは、強豪校の体育会系の部活に所属してシゴキに耐えてきた人たちである。

シゴキに耐えて、自分がシゴキができる側になった時に一切拒絶しシゴキ文化を終わらせた人はかなり少ないだろう。

あの人実は高校時代…と週刊誌に持ち込まれたりSNSで暴露されたりした時点で、ゲームセットになってしまう人は意外と多いのではないだろうか。

広陵の件でメディアがダンマリなのは、高校野球の利権よりも、特大ブーメランを恐れてのことではないか。

プロ野球関係者で、広陵の件を巡ってあれはけしからん!と声高に叫んだ人はあまりいない。

言わない=過去にやらかしたと断言する気はないが、話題にならないというのはそういうことなのだろう。

SNSを悪者にしようとする心理は、色んな意味で「保身」。

ただSNSとの折り合いをつけとかないと、今までやってきたことすべてが全否定されてしまう。

広陵高校に求められているのは、目立ちたがりのフリーランスの記者など全員集合させて中井監督も呼んで10時間ぐらい会見することだろう。

さすがにそこまでやればこれ以上の炎上は防げるはず。

あと、広陵野球部の生徒たちの進路問題もある。

甲子園がすべて終わる8月下旬にやるのが、傷も浅そうだが果たして。


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