違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


スポンサーリンク

シンデレラファイトシーズン4のファイナルでなぜ少牌に誰も気が付かなかったのか


スポンサーリンク

mj-news.net

シンデレラファイトシーズン4の2回戦目、南4局、オーラス。

直前に放銃したものの、それでもまだ優位に立っている高島芽衣の親。

アガリやめができないので、できれば流局、アガって条件を厳しくしたいところ。

そんな高島芽衣の配牌は、どうぞアガってくださいと言わんばかり。

こういう時に起こりやすいのが少牌であり、高島芽衣も前のめりすぎたか、少牌してしまう。

少牌すると、次にツモる人は本来牌が減っているのに減っていないため、そこで少牌に気づく。

ところが、次の内村翠は少牌だというアクションもせず、普通にツモっていき、その次もその次も同様に。

この間、実況の日向藍子も解説の魚谷侑未も綱川隆晃も少牌に気づいていない。

高島芽衣が2巡目に入ったところで本人が少牌に気づいたか、誰かの指摘が入ったか、ツモる直前で手を止めた。

放送対局で少牌の場面があると、たいてい誰かは気づいているように思う。

実況解説が危ない危ない!と声を張り上げるケースもあれば、この前の内川幸太郎のように対局者が少牌を止めることもある。

誰も気づかないというのは、あまりない。

それだけみんなが前のめりだったと表現することは可能だが、2巡目の直前でようやく気づくという状況は珍しい。

普通は次のツモ番の人が物理的な意味合いで気づきそうなものだが。

対局者たちはもちろん、実況も解説もみんな冷静ではなかったのだろうか。

確かに白熱した試合ではあるが、その前にCMを挟んで条件の確認を行っている。

その条件も別に複雑とは言えない。

誰かを糾弾するつもりは一切ないが、素朴な疑問として誰も気づかなかった理由が知りたい。

 

ちなみにシンデレラファイトでは2巡目のツモまでに少牌が発覚すれば2枚補充でノーペナとなる。

このルールはプリンセスオブザイヤー2025においてりんのなおが少牌をした際、ノーペナになってから付け加えられた可能性がある。

当時プリンセスオブザイヤー2025のルールに「少牌はノーペナ」とは書いておらず、2枚補充などの件も書かれていなかった。

むしろアガリ放棄となる行為のところに少牌が含まれていた。

Mリーグルールでやっているが、あくまでも「準拠」であると担当の方がXで強調していたように思う。

日本プロ麻雀協会が少牌に対してそのようなルールを適用しているそうだが、その部分だけ協会ルールとはいかに。

シーズン3までのシンデレラファイトもおそらくプリンセスオブイヤー2025のルールと同じと思われるが、その点は確認がとれないので何とも言えない。

仮にりんのなおの一件がなければ、高島芽衣はアガリ放棄となっていた可能性が高い。

もしくはりんのなお同様の裁定が下ったと思われるが、当時裁定を巡ってさまざまな批判が出ただけにその煽りを受けた可能性は十分にある。

協会女流の最高峰に位置するりんのなおに高島芽衣は救われたとも言える。

その後内村翠が条件を満たすテンパイを入れるも、リスクを負って突っ込んだ高島芽衣が交わして4000オール。

条件はかなり厳しくなる中、梶梨沙子が門前清一色のテンパイまで仕上げるも巡目が足りずに流局。

最後まで劇的ではあった。

梶梨沙子の最後のリーチはどうなのかとか、時間をかけて検討している際の内村翠の態度とか、そら色々言いたいことはあるんだろうが、個人的には決勝らしい決勝になったと思う。

この間、齊藤しょあの名前が出ていないが、ぜひとも常滑で頑張っていただければと思う。

それは冗談としても、決勝と名がつくものはどれも面白い。

少牌の一件はどうも語られそうにないが、次のツモ番の人、実況も解説もみんなが指摘できなかった状況がなぜ起きたのか、そこだけは興味を持っておきたい。

高島芽衣の愛嬌の良さも記憶に残っている。


スポンサーリンク