違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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なぜ前原雄大の死を試合直前にMリーグの番組が言う必要があったのか


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日本プロ麻雀連盟の前原雄大が亡くなった。

ついこの間まで鳳凰戦のA1リーグで大幅プラス、決定戦も視野に入った中、無念の途中休場を余儀なくされていた。

近年鼻にチューブを入れて体調も厳しい中戦いを続ける姿を見ており、相当大変なんだろうとは思っていたが…

 

亡くなったのは10月12日の日曜日。

佐々木寿人など関係がより近い人にはすぐ伝わったと思われるが、他の選手たちが知ったのは翌日の13日。

発表までに時間を置いたのは何らかの理由があるので、それまでは伏せておいてほしいというのは理解できる。

問題は13日の発表したタイミングである。

知らせるタイミングは人それぞれ異なるだろうが、少なくとも試合の直前、しかも会場の手前にある前室において知らせるのは少なくともベストではないと感じる。

この第1試合、東場からアクシデントが続いた。

東城りおが東3局の終わりで休憩に動いた。

なかなか帰ってこず、中断がかなり続く。

再開後、白鳥翔が見せ牌を行い、イエローカードをもらった。

その後東場の終わりあたりでもう1回中断が入っている。

これに関しては実況の日吉辰哉曰く自分がトイレに行ったからと釈明していた。

対局が終わり、東城りおは楽屋に残らず帰宅し、白鳥翔は体調不良ではないことを伝えている。

翌日東城りおはボートレースびわこの配信に出ており、とても元気そうだった。

今日の訃報で、月曜日の出来事が理解できた。

前原雄大は連盟のレジェンドである。

ついこの間まで戦っていた人が亡くなる、そんな話を聞けば、誰だって動揺する。

それが何時間も前に聞いていたならいざ知らず、なぜ直前に教えたのか。

白鳥翔曰くMリーグの番組から聞かされたと書いている。

Mリーグの番組が熱闘Mリーグを指すのか、それとも楽屋裏のオフショットなどを撮影するスタッフを指すのかはわからない。

どちらだとしても、理解に苦しむ。

自分事に置き換えてほしいが、恩師とされる人物が亡くなった事実を、大事な仕事、イベントの前に聞かされたらどうだろうか。

そして、明らかに大事な仕事、イベントが直後に控える人に、あなたはそのことを言うだろうか。

自分は絶対に言えない。

言われて頑張れる人もいるのかもしれないが、自分はそういうメンタリティではない。

aroaukun.hatenablog.com

つば九郎の時にも思ったことだが、なんであなたの口から?という話でもある。

訃報は然るべきタイミングと然るべき人物が伝えなければならない。

デリカシー以前の問題である。

選手への配慮に欠けているという指摘があって当然だ。

批判が巻き起こるのは当たり前だ。

仮に演出でその手のことをしたのであれば、醜悪すぎる。

Mリーグの番組側の独断なのか、連盟サイドに許可を得て発表したのかはわからない。

せめて試合終わりではダメだったのだろうか。

それだけ人が亡くなるというのはあまりにも大きく、その報せを聞いた側は強いショックを受ける。

その配慮はしてほしかった。


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