違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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日本がフランス並に児童ポルノを厳格化したらどうなるかを考える


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日本サッカー協会で技術委員長をしていた影山雅永が、飛行機の中でAIで生成した児童ポルノを見ていたところ、キャビンアテンダントに発見され、その後逮捕。

執行猶予付きの禁固1年8月、フランスへの入国禁止10年などの処分が下された。

逮捕から判決までたった4日と聞くと、ちゃんと調べたのかと思いたくなるが、もちろん捜査はしており、児童ポルノを1621枚所有していた事実なども明らかになった。

AIに指示を出すスクリプトには、「脚を開いている短髪の日本人の女の子」などがあったという。

Amazonの雑誌や本が読み放題みたいなプランがあるが、あの中にはAIで生成した女性のヌード写真がやたらとある。

見かけるだけでも辟易するし、あれで興奮するんだろうかといつも疑問に思っていた。

政治も混乱している状況だからまだ影響は抑えられているが、タイミング次第ではサッカー協会を根底から揺るがす大スキャンダルに発展した可能性もある。

まあ十分大スキャンダルではあるが。

news.yahoo.co.jp

日本だと生成AIやマンガなど人工的に作られた画像などはグレーゾーンとされている。

このあたりは今後誰かが同様のケースに問われた際に、判例ができあがるのだろう。

日本で同様のケースが生じたら、SNSは相当大荒れになる。

表現の自由でどこまで守られるのかを始め、何をもって児童ポルノとするのか、このあたりが相当問われる。

2014年に児童ポルノ改正法案が可決された際には、18歳未満の水着グラビアはどうなのかなど、色々な議論が出てきた。

現状、水着グラビアなどを持っている人が捕まったという話はあまり聞かない。

https://www.syaanken.or.jp/wp-content/uploads/2013/03/cyber2503_01.pdf

イギリスはどのような画像が児童ポルノにあたるのか、明確に基準が示されている。

上記に書かれていた定義を見る限りでは、水着グラビアはセーフに思える。

ちなみに対象となる画像の説明を読むだけで、吐き気がする方もいるかもしれない。

フランスなど諸外国では、そんな法律があるなんて知らなかった!が通用しないため、たとえその気がなくても、興味のあるタイミングで諸外国の法制度を知っておくのがおすすめだ。

ちなみにフランスの罰則を見ると、「児童ポルノが掲載されているサービス
の定期的な閲覧 」もしくは「所持」が2年の禁固刑もしくは30,000ユーロと定められている。

改正されているかもしれないが、これで見ると1年8月は上限に近い。

ちなみに上記の資料では、ロシアは児童ポルノの単純所持の規制がないらしい。

G8の中では長らく日本とロシアだけが単純所持の規制がなかったそうだ。

日本が児童ポルノに甘いと言われてしまうのは、欧米各国の児童ポルノに対するさまざまな法整備などを見たら納得である。

 

問題はフランスなど欧米諸国と同じ基準で厳格化した場合である。

法律だけを厳格化しても意味はなく、前歴者のデータベースや迅速な通報制度、ブロッキングなどを行うべきだろう。

性犯罪者のデータベースは国民の支持を得られやすいとして、ブロッキングなどは憲法の兼ね合いもあり、難しそう。

ブロッキングを巡ってはオンラインカジノの問題もあり、本当はすぐにでも取り組まないといけない。

こちらは通信の自由があり、果たしてそれがどうなるか。

 

性犯罪に対する厳格化は当然必要だ。

ただブロッキングを始め、複数のことを同時に行うのも大切である。

逃げ道をふさいだうえでの厳格化が理想的。

今の政治状況で果たして実現するのはいつなのだろうか。


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