違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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なぜ麻雀の連盟プロはアピール先行で周囲も結果に無頓着なのか


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若い時、ビジネスマンはハッタリが大事だと口酸っぱく言われたことがある。

まずはやる気を見せて、本当に結果を出せるかはその後でいい、とにかくハッタリをかましてアピールしていけと指導を受けた。

これに関しては何の異論もなければ、その精神は大切にしている。

とはいえ、この手は何度も使えるものではない。

1回目2回目は失敗しても許してもらえるが、複数回同じことが続けば、「あいつ口だけだなぁ」と思われる。

アピールする以上、結果を出すのは必須。

このあたりをはき違えているのか、はたまた無邪気なのか、麻雀プロはとかくこういう人が多い。

 

麻雀最強戦はどちらかといえば連盟色がにじむイベントである。

裏方に連盟の人が多いと、自然と連盟カラーがにじんでくる。

だからかもしれないが、最強戦関連のイベントは何かとアピール先行の人が散見される。

アピールしないなんてバカではないか、やる気あるのかと言わんばかり。

それ自体は何ら否定されるものではないのだが、それで本当に結果を出した人をあまり見かけない。

昔はいたのかもしれないが、その手のシンデレラストーリーがあまりない。

現在連覇中の桑田憲汰は予選を勝ち上がって劇的な初優勝を遂げた。

アピールして出場枠を確保したわけではなく、全て実力で得たタイトルだ。

桑田憲汰の通り名はリーチ一発将軍だが、勝ち方に華があるせいか、将軍が定着しつつある。

仲林圭と似ていることが散々いじられるなど、本人に猛烈なアピールをする気がなくても一挙手一投足で勝手に目立っていく。

その方が自然であり、好感が持てる。

 

アピールをしなきゃダメというのは正論でしかないので、誰かを批判して憂さ晴らしをしたい人からするとアンパイのネタである。

反論されても省エネで正義側に立てるネタにしがみついている人からすれば、こんなアンパイはない。

運営側も、アピールするのは当然という態度に出やすい。

この話題になると、アピールをしない若手が悪者になることが多い。

いつも思うが、醜悪なやり取りである。

もちろんアピールは大事だが、あまりにも結果に無頓着な人が多い。

アピールする以上は結果を出せよと誰か言わないのだろうか。

 

現状「アピール先行界隈」の女神となっているのが魚谷侑未である。

Mリーグ復帰のために執念を燃やす気持ちはものすごく伝わる。

ただ出場選手になることが目的となり、結果に結びついていないのが現状と言える。

リーグ戦はC1に落ちてしまい、旦那と並ぶ事態となっている。

世界麻雀も結果を出せず、最強戦チームバトルもギリギリ持ち堪えている状態。

かろうじて決勝に残るタイトル戦もあるが、決め切れない。

それでも世間は「あれ?結果出てなくね?」とは言わないし、いつまでも応援を続ける。

きっと何かで優勝したらものすごい持ち上げ方をするだろう。

そのくせ、決勝の解説で呼ばれたら、あなたのその麻雀では…みたいなことを言ってしまう。

それはお前もだろと言ってあげないと可哀想である。

これがよしとされる業界なのだとすれば、麻雀プロを下に見る人がいても何らおかしくない。

何度も言うが、アピールは大事だ。

しかし、結果が伴わないと何の意味もない。

 

王位戦を制した福島祐一がイメチェンをしたと話題になっていた。

いいとは思うのだが、無理にイメチェンなんてしなくていいように思う。

見た目からしてマジメさ誠実さが伝わる。

イメチェンをしたところで、結局心根のマジメさがにじみ出ているので、上滑りするだけだ。

もし福島祐一がアピールするのだとすれば、Wikipediaのページを作ることだろう。

人となりが知りたい人もいるわけで、そのあたりの整備をした方がいいし、依頼をすれば親切な人はやってくれるはずだ。

表に向かっていくことだけがアピールではない。

むしろ裏の部分でやれることをやってからの方が、アピールの効果は高まるのではないだろうか。

結果を出してない人に手厚くサポートするのはいいが、結果を出してる人に多少なりともサポートしてあげた方がいいように思うのだが。


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