ダウンタウンの浜田雅功が海外で炎上しているという。
変なことでも言ってたかなと思ったが、ハマダ歌謡祭という番組で声優の降幡愛にヘッドロックをした映像が、海外で拡散されたのだそうだ。
まず日本でも大してみられているとは思えない番組の1シーンが海外で拡散されるってどういうことなのかという疑問がある。
恐らくXなどでヘッドロックをしているスクショなり動画なりを、「見ろ!これはひどいぞ!」とでも拡散した人がいるのだろう。
降幡愛をヘッドロックしているスクショは放送当日何度も見た。
自分は「毒されている」ので、やってるなぁという印象しか受けない。
浜田雅功に頭をたたかれたいという人は結構いる。
Perfumeのあ~ちゃんもその1人で、HEYHEYHEYに初出演した際、わざわざ立ち位置を浜田雅功の近くにしてもらい、自然に頭をたたかれている。
暴力的なツッコミをしても許されるのは、浜田雅功ぐらいなものである。
一方で海外との相性は良くなく、何回か海外で炎上するケースがある。
調べたところでは、2011年にHEYHEYHEYの生放送で、少女時代の日本語ラップについて、発音に関する発言を行い、韓国で非難されている。
記憶に新しいところでは大晦日の笑ってはいけないシリーズで、浜田雅功が黒塗りメイクで扮装して出てきたシーンが物議を醸し、BBCまでもが取り上げた。
ちなみに浜田雅功がノリノリで扮装したわけではなく、むしろ強制的にやらされたので浜田雅功は何1つ悪くない。
数々の不倫報道すらノーダメージでやり過ごす、コンプラとは無関係の芸能人、それが浜田雅功だ。
なぜ浜田雅功が日本で許されるのか、一言で言えば面白いから。
昔のガキの使いを見ても、今だと到底許されないシーンが数多くあるが、不愉快・不快以上の笑いが起きており、指摘するのが野暮になりつつある。
もちろん面白くない人は面白くないわけだが、少なくともその数は多数ではない。
どこかのタイミングで浜田雅功の暴力的な笑いが受入れられなくなり、常に不快に思う人ばかりだったら、数々の不倫騒動のどこかで芸能人生は絶たれている。
和田アキ子のように老害と叫ばれ続け、アッコにおまかせの終了に「やっとか」、「ようやくか」という声が多いのは結局は面白くないからである。
timeleszの篠塚大輝が大きな古時計の替え歌をやって炎上したのも、面白くなかったから。
スベったから炎上したと捉えるべきだろう。
スベる人に辛辣になるのは、タイマン森本に登場した東京ホテイソン・たけるで証明されている。
随分前に地下芸人が集まるお笑いライブに連れていかれたことがあるが、スベるのがデフォルトの中で見続けるのは結構なストレスである。
共感が求められる時代にあって、スベる行為はちょっとした罪になる。
逆に笑いさえ取り続ければ、全てが許されると言っていい。
今に至るまで浜田雅功が笑いを取り続けているからこそ、炎上しないのだろう。
じゃあ松本人志が笑いを取れていないのかというと、なんらそんなことはない。
笑いが求められる現場での松本人志は面白い。
ワイドナショーみたいな場に合わなかったというだけで。
しかし、日本国内の笑いと海外の笑いは基本的には一致しない。
例えばホリエモンは、松本人志はおろかM-1グランプリすら面白くないと感じる一方、とにかく明るい安村やハンバーグ師匠を絶賛している。
とにかく明るい安村は海外でウケにウケたが、日本でのブーム時でもあれだけウケたかどうか。
スタンダップコメディは海外では普通な一方、日本では難しい。
スタンダップコメディは政治ネタ時事ネタなど色々織り交ぜて笑いを取るが、日本でこれをやるとまずウケない。
できる人はたくさんいるとは思うが、漫才でできることをわざわざスタンダップコメディでやる意味はあるのかという話である。
浜田雅功の笑いは少なくとも海外ではウケないし、日本でしか成立しない。
だから、炎上するのも無理はないのだが、どれだけ炎上しているのかという温度感がどうにも伝わらない。
黒塗りの時は結構問題になっているとすぐにわかったが、意外と今回はそういうのが伝わってこない。
浜田雅功のイベントにおいてファンの多くが「頭をたたいてほしい」とリクエストするのが、今の状況である。
その状況で、「海外では批判が…」と言ったところで、多くの人が賛同するかは微妙だ。
それこそダウンタウンプラスに閉じこもる口実を与えかねない。
コンプラでがんじがらめの地上波テレビでほぼ唯一暴れ倒し、笑いもかっさらうのがいいのであって。