1. 堀慎吾・渋川難波の電撃移籍:それぞれの決断
KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾と渋川難波が、同時期に日本プロ麻雀協会を去ることになった。
渋川はA2リーグ降級が引き金になったと思われるが、降級を機に移籍する流れは鈴木たろうという前例がある。最高位戦への移籍、A2からの再出発も同じ道だ。
衝撃的なのは、堀慎吾の日本プロ麻雀連盟への移籍である。
実績十分の彼がE3リーグという「ゼロ地点」から挑戦する決断は、相当な回り道だ。
あえて茨の道を選んだその姿勢を「かっこいい」と評する声が多いのも頷ける。
2. 激震の協会:新雀王・西村雄一郎を巡る騒動
看板の二人が抜け、浅井堂岐も戦線離脱。この危機的状況で、仲林圭が新雀王・西村雄一郎を有名にさせたいと願うのは当然の心理だろう。
しかし、その西村がnoteのインタビューで放った「最強戦」への発言が波紋を呼んでいる。
一半荘勝負に対する認識を語ったに過ぎないが、これが大会への批判と受け取られ、ちょっとしたボヤ騒ぎに発展してしまった。
「誰が出てやるかバーカ」と言ったわけでもないのに、これほど叩かれるのは些か不憫である。
3. 最強戦という「運」と「実力」の境界線
将棋に例えれば、2日制のタイトル戦と一手30秒の早指し戦のようなものだ。
一手30秒では実力が出しきれない面もあるが、テレビ対局としては成立せざるを得ない。
麻雀も同様だ。その日の運次第で強者が平気で負けるのが一半荘勝負の怖さであり、面白さでもある。
だからこそ、三連覇を成し遂げた桑田憲汰の凄みが際立つのだ。
西村の言い分も正解だが、その場に立って初めてわかる面白さもあるはずである。
4. 麻雀版ブレイキングダウンへの変貌か、それとも
最強戦を盛り上げたい主催側の意図はわかるが、炎上ありきの盛り上げ方は諸刃の剣だ。
刺激に慣れた人は、より強い「怒り」や「対立」を求めるようになる。その構図は、もはや「麻雀版ブレイキングダウン」を見ているかのようだ。
いっそその路線に振り切り、主要5団体にこだわらず、各地の喧嘩自慢ならぬ「麻雀自慢」を集めてMリーグに喧嘩を売るようなワクワク感があってもいいのではないか。
既存のしがらみの中で最強を模索する時期は、そろそろ終わりを迎えているのかもしれない。