違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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ジャニオタは本当に「渡る世間は金ばかり」的な考えを持つ人たちなのか


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ジャニー喜多川の性加害問題で、ジャニーズ事務所の所属タレントが出演しているCMを巡り、契約更新をしないなどの動きが強まってきた。

スポンサーからすればいい迷惑でしかなく、国際的な観点からみれば見識を疑われる。

例えば、「おいらたちは日本でしか稼がず、海外からの金は1円もアテにしておりませぬ!」というスタンスなら、たのきんかジャニーズかという感じで全力投球しても問題はない。

しかし、時代は円安で、外貨を稼いだ方が儲けになりやすく、まずは円よりドルだろ!という状況にある。

タレントに罪はないで納得してくれるのは、せいぜいメディアぐらいなものだ。

メディアは「おいらたちは日本でしか稼がず、海外からの金は1円もアテにしておりませぬ!」の人たちなので、これからも忖度しまっせ!でもいいわけだ。

民間企業はそういうわけにはいかない。

特に上場企業ともなれば、株主への説明がつかない。

「いやぁタレントに罪はないんですよ」などと外資系のファンドに言ったらどうなるか楽しみである。

ジャニオタの愛は「金と労力」の等価交換

さて、ジャニオタの人たちがこうした契約見直しの動きにキレているようで、契約見直しの企業にブチギレという状態のようだ。

個人的には、自分は全く驚かない。

その理由は、今までの人生で色んなジャニオタと出会ったからだ。

地方への弾丸ライブや、家族全員分の名義でファンクラブ会員となりライブチケットに応募する話などを女子高生から直接聞いてきた。

彼女たちにとって、金や根性、労力が推しへの愛なのだ。

同担拒否などの言葉があるが、金や根性、労力では私は負けないという気持ちも表れだろう。

だからこそ、メンバーのスキャンダルに一切の冗談が通じない。

何でもかんでもマジメに、真正面から受け取り、怒る人は本当に怒る。

スキャンダル相手や刺しに来たメディアへの怒り、あるいはメンバーに怒るとしても過保護なヒステリー持ちのお母さん的な感覚だろうか。

そういう感覚で、今回のジャニー喜多川の性加害問題でのジャニオタの振る舞いを見ると、「まぁそういう動き、考えになるよね」と思える。

「どこのファンも変わらない」という現実

無論、ジャニオタの考えを全面的に肯定するわけでもなければ、一部でも許容する気はない。

あくまでもジャニオタのおおよその考え、行動パターンに対して全く驚かないというだけのことだ。

でも、アイドルを推す推さないというところは、ジャニオタに限らずどこもこんな感じだ。

ハロプロがどうか、坂道グループがどうかとなっても、どこも同じ動きを見せるだろう。

結局推しが人質に取られているので、強いことが言えないし、オタクの中の人間関係を壊してまで主張するのもどうかと多くの人が思っている。

これだからジャニオタは…という論調は間違いだ。

何かを熱心に応援する中で、誰しもがそうなるのではないかとすら思う。

声優だったらどうか、AV女優だったらどうか、2.5次元俳優ならどうか。

ジャニオタだけが異常ではなく、案外どこのファンも変わらない。

それこそファンは「タレントに罪はない」と真剣に、恐らく死ぬまで思い続けるだろう。

異なる意見に折り合いをつける気持ちは本当に大事で、こういう時こそその気持ちは持つべきだ。

あとは、変なイメージがこの機会につかないといいんだが…と遠巻きに見ているぐらいがちょうどいい。


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