違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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国分太一が求めた「答え合わせ」の是非:日テレが拒むコンプラ違反の詳細


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国分太一が久しぶりにメディアの前に姿を現した。

若干やつれた表情で、涙ながらに自分の言葉で語っていた。

実はその直前、文春が国分太一がなぜこのような状況となったのか、いわゆるコンプラ案件の中身が報道されている。

ここでは中身に触れないが、「フジテレビ問題で似たようなシチュエーションあったなぁ」という印象である。

そうしたシチュエーションがあったことを国分太一が日テレの関係者に話したとされる。

記者会見では日テレ関係者との「事情聴取」の状況が明らかにされ、国分太一は録音も許されず、一応メモ用紙などは渡されるも、動揺して何も書けなかったと語っている。

ちなみに記者会見で盛んに出てきた言葉として「答え合わせ」がある。

日本テレビサイドは今日に至るまで、国分太一が何をしたからアウトなのかという詳細を全く語っていない。

誰に何を言われようともそこだけは絶対に譲れないと言わんばかりの頑なさである。

現状国分太一はなぜ自分がこのような状況になったのか、原因をわかっていない。

文春の報道に出てきたのは、文春曰く国分太一が語った「身に覚えのある事柄」であって、実は身に覚えのないことでコンプラ違反と判断された可能性がある。

当然この件は記者会見で聞かれたが、日テレから中身に関する制限があるとのことで、回答できないとのことだった。

謝るにしても、何が原因なのかを知りたい、そういう思いからか「答え合わせ」という言葉が何回も出た。

ちなみに答え合わせの意味だが、自分の答えが合っているのか、模範解答と照らし合わせるという意味だ。

テストで用いられる表現であり、今回の事案にマッチするかといえば、非常に微妙である。

言わんとすることはわかるが、答え合わせで思い浮かぶのはテストである。

一致点や相違点を照らし合わせるとかもう少し表現があったかもしれない。

結局、どれだけ記者会見をやっても、使われるのはごく一部で、しかも、引っかかりを感じる言葉がクローズアップされる。

それが何回も出てきたとなると、ただの言い間違えとは言い難くなる。

記者会見の冒頭などは、何度もシミュレーションをしたんだろうという印象を受けただけに、多少残念な気持ちがある。

今回の記者会見を受けて、日本テレビもコメントを出した。

わざわざ、「答え合わせは難しい」と回答するなど、答え合わせというフレーズを用いた。

ヒアリングで国分太一本人が語った内容だけでコンプライアンス違反に該当し、「青少年に見てもらいたい番組」に選ばれている「ザ!鉄腕!DASH!!」の降板は即断せざるを得ないと書かれている。

 

一方で、自分が一体何をしてこうなったのかを知りたい気持ちは理解する。

何かを償うこともできないわけで、前に一切進めない。

そもそも本当にコンプラ違反に該当するのか、その検証すらできない。

日テレも日テレで、録音すら許さないというのは、取り調べの可視化が進む現代において、明らかに逆行している。

この態度はオールドメディア批判が広がる現状において悪手であり、誰にとっても得にならない。

録音を許さない合理的な理由は正直感じなかった。

この記者会見で、日テレ側の対応に批判の声が挙がるのは当然である。

今後文春報道をきっかけにさまざまな報道が出ても何ら不思議ではない。

国分太一サイドが行った日弁連への人権救済の動きが仮に認められ、警告や勧告などを受けても、それでも日テレは態度を変えない可能性がある。

過去の事例でも最も強い「警告」が発せられても、一切回答に応じないケースもあった。

さすがに回答しないという手だと、メディア不信を加速させるだけなので、何かしら理由を付けて答えない可能性がある。

ここから裁判だのなんだのとやっていけば、解決までに結構な時間がかかる。

二次加害を防ぎたいという大義名分はもっともだが、あまりにも情報がなさすぎると、突発的に情報が飛び出した際、取り返しのつかない事態になりかねない。

そういえば文春の報道に対して日本テレビは抗議をしたのだろうか。

国分太一サイドが文春にこんなことがあったと伝えるメリットはゼロでリスクだらけなことは、誰が見てもわかる。

となると、日テレ側がリークしたのかと疑われても仕方なく、厳重に抗議しないとつじつまが合わない。

本当に大丈夫だろうかと心配になる。

日テレが思っている以上に、マスコミへの不信感は急速に広がっている。

裁判に発展すれば、何が何でも言わないという戦略は取れなくなる。

そうなる前に事態を収束させる究極の一手を考えているのだろうか。


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