11月7日のMリーグで、局の進行が遅いという旨の警告が入った。
正直、「そんなに遅かったか?」としか思わなかった。
長考する場面は多く見られ、そんなに悩むことなのかと素人目には思える。
ちなみに警告のアナウンスが入ったのは中田花奈・瑞原明奈・永井孝典・伊達朱里紗の卓。
中田花奈は長考することがチラホラある印象だが、他はそこまで印象はない。
実際に1局ごとの時間を計った方がいるそうで、それを見る限りでは、流局時や流局時の打牌数にした際の換算時間8~9分が結構多い。
当日レポーターだった川上レイが自らの配信で説明した際には、4局程度10分以上の対局が続いたら警告を出すというような内容だった。
確かに警告が入った卓は5局連続で該当していた。
でも流局時に10分を超えるケースは2局連続だけで、あとは流局時の打牌数にした際の換算時間が10分を超えた時である。
70の打牌で10分が目安となるので、2巡で1分弱。
理論上、最初の1巡で1分も費やし、直後に終わっても換算時間10分超えとなり、警告対象としてカウントされることになる。
ネット麻雀でもそんな人はあまりいないが、あくまでも仮定の話。
換算時間1局9分がザラで、10分が警告対象、しかも明文化されていないとなると、物議を醸すのは当然だろう。
今回物議を醸した理由は3つある。
1つは明文化されていないから。
プリンセスオブイヤー2024において、りんのなおが少牌した際、1巡目はノーペナ続行という裁定が行われた。
Mリーグなら上がり放棄となるので、Mリーグルールで行うプリンセスオブイヤーもそうなるかと思ったら、ノーペナ続行。
明文化がされていなかったため、この裁定に疑問の声が相次いだ。
今年のシンデレラファイト決勝のオーラスでも少牌が発生し、同様の裁定となったが混乱は生じなかった。
この時には明文化されており、ちゃんとしたルールに組み込まれていたからだ。
できる限り具体的な数値を用いて明文化していれば、警告に対して混乱が生じることは少なかったと言える。
2つ目は「言いやすい相手だったのでは?」と思われた点である。
中田花奈・瑞原明奈・永井孝典・伊達朱里紗の4人はMリーグで人気を得て、結果も出して認められている。
ただMリーグを出ると、最強の雀士と扱われるかは疑問である。
あえて嫌な表現をすると「Mリーグだけで輝く人」の卓。
仮に同じことが堀慎吾や仲林圭、多井隆晴、園田賢などのいる卓で起きても言えるのかという話になる。
上記の人たちでそんなことは起こりえないと思われがちだが、他の卓でも1局9分がザラで、換算時間の概念を用いられると案外10分超えの連発は起こりえる。
当時審判だった梶本琢程が言いやすい人たちに言っただけでは?という指摘があったのも、致し方ないところである。
無論そんなわけがないと思うが。
最後の3つ目は梶本琢程本人が直接説明していない点。
現状この件で説明を行ったのは川上レイだけで、しかも、別の卓のレポーターだった。
梶本琢程やMリーグ機構、当該卓のレポーターだった木下遥など誰も説明していないし、本来レポーターが説明することも異例である。
結果的に川上レイだけがこの件の説明をさせられ、コメント欄に疑問を投げかける人が集まる形となった。
せめて梶本琢程本人がXで説明すべきだろう。
長考に対して警告を出すこと自体、誰もけしからんとは思わない。
梶本琢程本人が麻雀遊戯王の動画内で、局の進行が遅いことに対する苦言やタイマーで計測していることなどを語っている。
その説明自体は妥当であり、X上で説明をすれば一定の支持は得られるだろう。
それをすればいいだけのことである。
ちなみに梶本琢程が過去に裁定ミスをした際、当日のうちにMリーグ機構が説明を行い、梶本琢程も謝罪している。
そういう前例がある以上、今回もできたのではないだろうか。
説明できない理由でもあるのか。
警告自体、変な内容でもないので説明すれば理解は得られるだろうに。
今後、コメント欄は警告を出せのオンパレードとなるだろう。
選手ごとの考慮時間を調べ始める人も出てくるかもしれない。
ボヤ騒ぎに終わるか、大火となるか、まさにそんな場面と言える。