違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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【Mリーグ】EX風林火山の契約満了とオーディションの功罪|「助っ人外国人」化する新戦力と「番組」としての妥当性


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exfurinkazan.com

EX風林火山の契約更改の情報が出され、松ヶ瀬隆弥と二階堂瑠美が契約満了となった。

「勝負の世界は結果が全て」であり、今回の判断はこれがすべてなのだろう。

一方、二階堂瑠美に関してはチームのスタッフとして残ることになった。

体調面で優れない部分も多く、試合に出る機会も減り、楽屋にもおらず、試合終わりの配信でも二階堂亜樹1人で行うことが増えた。

今回の判断を見る限り、BEASTXと比較すると、多くの人が「しゃあなし」と感じる展開なのかもしれない。

松ヶ瀬隆弥に関しては疑問の一手が見受けられ、その日夫婦でMリーグ同時視聴をしていた渋川難波と早川林香が、松ヶ瀬隆弥の放銃に驚いた顔をしていた。

コメント欄もかなり辛辣で、加えて今シーズンの結果、しかも、キーパーソンに指名されてあの成績では、致し方ない部分はあるのだろう。

オーディションは強化に妥当か、エンタメに過ぎないのか
これでEX風林火山は新入団選手オーディションを行うのだが、果たしてオーディションで選ぶのは妥当なのだろうか。

BEASTXを一旦契約保留の状態となった菅原千瑛もオーディション組である。

もちろんオーディションで選んだほうが盛り上がるのだが、強化という観点で妥当なのか。

サンプル数が少ないから、妥当かどうかわかるはずがないと言われればそれまでだ。

それに一応「番組」であり、エンタメ要素がないといけないから、オーディションで盛り上げなきゃいけないのは理解する。

ただ、アイドルのオーディションと違って、結果を出せないと2年そこらで切られる可能性がある。

オーディション組は助っ人外国人のようなものだ。

まさに結果がすべてである。

個人的には選手が希望する人をスカウトして選べばいいように思う。

麻雀プロの多くは、雀荘などで働いていたり出入りをしていたりして、上手とか下手とか、仲間内で噂は広まっている。

エンタメ要素を一切考えないならそれが妥当だろう。

BEASTXとEX風林火山、それぞれのオーディションに契約満了になった選手が参加するのは、個人的にエンタメ要素があって面白いと思うが…

「すいません、もうBEASTXの方で…」などと2チームからお声がかかる人を選べばいいように思う。

KADOKAWAサクラナイツが契約満了者を出してもオーディションはやらなさそうなのは、堀慎吾のお眼鏡にかなう人を入れておけばいいという判断があるからだろう。

「熱狂」と「残酷なランク付け」のジレンマ

オーディションを叩く人は若い人を選んでも叩くはず、という意見も見受けられた。

でも、直近で何らかのタイトルを獲得しているなど、根拠なしに若い人は選ばれない。

麻雀格闘俱楽部に正式加入したプロであれば、「まぁ最近連盟に推されてるもんなぁ」という認識で収まる。

QuizKnockのこうちゃんや連盟に移籍した篠原冴美のように、IKUSAの準決勝に残っているメンバーは、「熱狂を外へ」という観点で考えるならオーディションではない形で選ばれても妥当だと感じる。

オーディションの意義は、新たな麻雀プロを掘り起こすことだと考えられている。

しかし、最近賭け麻雀方面のフィールドにいる方のブログなどを読む限り、仲間内で残酷なまでにランク付けが済んでいて、なかなか覆せないものなのだと思うようになった。

だから強いのか、だから麻雀界は揉めるのか、だからみんな好き勝手なことを言うのか、ということだ。

最後に。

ハリウッドザコシショウの番組に出演した街裏ぴんくの不幸として、「賞レースの優勝者とは『その日1番笑いを取った芸人』であって『今後芸能界でやっていける事を保証された芸人』ではなかった」という話が紹介されていた。

優勝=ゴールではなく、新たなスタートなんだと改めて実感する。

オーディションの勝者もまた、ここからが本当の「勝負の世界」なのだ。


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