NHKが突如としてジャニーズ問題に本腰を入れて対応するようになっている。
これは「沈黙は金」ではなく、「沈黙は毒」という状況に至ったことを示しているのだろう。
この件についてジャニーズ事務所側はすぐさま否定の文面を出した。
その中で、被害者ではないと思われる人たちが、あたかも被害者を装ってウソの話をしているという内容の文章を記している。
確かにそうした話も存在するだろう。
しかしながら、契約書を作成していない以上、「あの人いたかな?いや、いなかったような…」という話にはどうしてもなる。
これは契約書を作成していなかったツケとしか言いようがない。
否定と反論を混ぜた戦略的な大失敗
また、そうした「偽の被害者」に関する事実は、NHKの報道を否定した後に書くべきものではない。
確かに被害者を装ってウソの話をしまくるのは良くないが、それは独立して文書で出せばよかっただけのことである。
それを一つの文書に一緒にしてしまうと、さもNHKがウソの証言に引っかかったバカなメディアだと言い張っている形になってしまう。
もしも複数の確度の高い新たな証言が出てきた場合、どうするつもりなのだろうか。
本当に違うと思っているのであれば、法的措置に出ればいいだけのことである。
そもそも司法が介入しないと、この問題は一生終わらないし、数十年後に被害告白をしてきた男性がいたらどうなるのだろうか。
加害者側の関係者というポジションで、被害者かそうでないかを選別するのは非常に難しい。
何の勝算があってその文面を出したのかよくわからない。
ここ最近、勝算があるとは思えない文面を多く出している。調査中ですと言えば急場をしのげる中で、どうしてもそれが言えなかった理由とは何だろうか。
こうして時代は変わっていくのかという場面を見れている感覚が強い。
この問題は、日本のエンターテイメント史における大きな転換点として記録されるだろう。