違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


スポンサーリンク

なぜ飲食テロは「仲間内ウケ」から止められないのか? Z世代の迷惑行為がTikTokで拡散される構造と狭すぎる公共性の定義


スポンサーリンク

www.zakzak.co.jp

スシローで醤油をペロペロした事件があった。

それも2年以上前で、当時ものすごく問題になった。

今度はくら寿司で同じようなことが起きた。

山形の女子学生がやらかしたそうで、実名や女子学生の実家なども特定されているらしい。

無論、ここでは書かないが、早々に特定されてしまう中で、なぜそんなことをするのか、不思議で仕方ない。

仲間内では「ボケ」だが、外部には「テロ」

TikTokにあげた動画が問題視されたようだが、個人が運営するTikTokの中には確かに、「えっ?」と思うものが散見される。

「どうせ誰も見ないだろう」という気持ちや、仲間内に見せてウケを狙おうといったものが飲食テロを起こさせるのではないだろうか。

例えば、レーンで流れる寿司を指で触る行為は、本人や仲間内にすれば「単なるボケ」で、「おいおいなにやってんだよ」とツッコミを入れて成立する。

醤油の注ぎ口をダイレクトに口に含む行為もボケであり、「バカやってんなぁ」ぐらいにしか仲間は思わない。

ところが、仲間ではない人からすれば、一連の行為はボケでもなんでもなく、単なるテロ行為、迷惑行為である。

若気の至りで色んな悪いことをした人は今も昔もいるが、結局狭いコミュニティの中でウケを狙った結果、多くの人に迷惑をかける事態となった。

近くに中学や高校が存在する方は登下校の学生を思い浮かべてほしい。

一人で帰る子は基本大人しく、二人で帰っている子たちも比較的おとなしい。

人数が増えるごとにどんどんうるさくなる。

若いうちはこんなもんで、日本だけの話ではなく、どこの国でもこんな感じではないだろうか。

つまり、飲食テロは今後も起こり続ける。

大人が気づいていないだけで、中高生がやらかす迷惑行為がTikTokにたくさんあるのではないか。

ホームレスの女性に「コンビニで奢ってあげる」と話を持ち掛けた若い女の子が会計の時に逃げて、ホームレスの女性が困る様子をもう一人が撮影してネットに投稿する事案があった。

犯人は10代の男女で家庭裁判所に送致されてしまった。

罪名は建造物侵入だったが、こんなことは今後も起こるだろう。

狭すぎる「仲間内」基準が公共性を失わせる

個人的には家庭環境の問題など、社会性・公共性とは何かを学ぶ機会が十分に得られないのが原因だと考える。

喧嘩自慢みたいな人を思い浮かべると、仲間を大切にする気持ちはあっても、その外側の人まで大切にする、配慮する気持ちはあるのだろうかと見ていて思う。

基準がすべて仲間がどう思うかになっている。

もちろん大事なことだが、それだけでは社会性・公共性は得られない。

仲間は大事だが、社会に迷惑をかけたらその仲間に悪影響が及ぶ。

仲間の捉え方をもう少し広くなれば、こうした飲食テロは減るのかもしれない。


スポンサーリンク