6号機は有利区間1500ゲームと区切られ、いかに2400枚を出し切るかが焦点となった。
2400枚を一撃で出すために通常時がイライラするぐらい当たらないこともあれば、天井で当たっても雀の涙程度のボーナスで終わり、ATにすら入らないこともある。
一方で、減算区間がえげつなく、完走したのに2400枚に届かないこともある。
それを思えば、今の6.5号機やスマスロは劇的な進化を遂げたと言える。
そんな進化の第一歩として話題を集めたのが「パチスロうしおととら雷槍一閃」である。
3000ゲームの有利区間だからとにかく2400枚は確実に出る、そして、完走した後も再びATに入るチャンスが与えられた。
しかし、うしおととらも入れるのがなかなかきつい。
「自力昇格型前兆」の時空回廊で赤まで昇格してCZに行かないなど、ブチギレそうな経験を何度もした。
ある時は赤オーラで突入し、気合を入れて回そうとその前にトイレに立ち、戻ってきたら全く知らないおじさんが勝手に座り、勝手に回していたことがあった。
カバンなど置いていたのだが、気が付かなったようで、ちょっとちょっと!と声をかけたタイミングで荷物の存在に気づき、慌てていた。
人が人なら手が出ていただろうが、こういう時の自分は怒りよりもついつい笑いが出てきてしまう。
同時に、たぶんどかして打ち始めたところでダメな運命だろうなと思ってしまったので、譲ってあげた。
別に優しいとかいい人アピールをしたいわけではない。
まぁ同じことを別の人にやれば100%トラブルに発展して、大きなケガの1つや2つでもすれば嫌でもわかるだろうという願いを込めて譲っている。
本当に優しい人は、怒ってあげられる人だとこういう時に実感する。
自分は優しくないからこそ、いつか痛い目を見ればいいですねと思って譲る。
本当に性格がいい人はどんな行動をとるのか聞いてみたいものだ。
しかも、仮に時空回廊を通しても疑似ボーナスが当たるだけで、雀の涙程度のメダルしか出てこない。
もう1つ突破しないといけないのだが、その期待度もすこぶる低い。
大一商会は33%にこだわってパチスロうしおととら雷槍一閃を作ったのかと思うくらい、期待度33%の演出をやたらと作っている。
そういうのもあって、譲った部分もあったのだが。
この時も期待度33%のゾーンに入り、見事に通した。
ついに「うしとRUSH」に入ったが、絆玉と呼ばれるものを9個貯めないとVストックが得られない。
この絆玉がまぁ貯まらない。
これは単発だなぁ、ここまで回したのにか?と怒りを我慢しつつ、何とか回し、最初の1セット目は通した。
2セット目は8個まで貯めたが、敵に敗れておしまい、ただ8個の絆玉を消費して命からがら継続。
ちなみに絆玉8個での復活抽選は50%だそうで、よく継続できたと思う。
そして、3セット目で「冥府魔道ATTACK」に入る。
Vストックの特化ゾーンで、30秒間センサーに触れるだけ。
そこで7個乗せたのが、ここでなんとレア役を引いてしまい、再び「冥府魔道ATTACK」に。
今度は5個乗せて、12個のVストックを獲得。
こうなったらお祭り騒ぎである。
うしとらボーナスに入ったり、絆玉が貯まって振り分け5%の雷槍一閃に行ったり、やりたい放題。
3回目の「冥府魔道ATTACK」に入るなどして、だいぶストックを残して完走した。
正直、その後に予定があったので、頼むからほどほどで終わらせてくれと思っていたのだが、まぁそういうときほど当たるものだ。
幸い引き戻せずに終われたが、引き戻してたら自分の性格的にうんざりしていただろう。
そして、パチスロうしおととら雷槍一閃は2度と打たないだろう。
以前にも書いたかもしれないが、1度完走させてしまうと打つ気力がなくなってしまうのだ。
あと、完走させると次に同じようなことが起きるとは思えなくなる。
今回色んな奇跡を起こして完走ができたので、そんな奇跡は2度も3度も起きない。
なんといっても通常時の苦しみがあるので、打つ気になれない。
やっぱりA+ARTやA+ATなどボーナスでまずまず枚数が出て、食いつないでいくタイプが自分の性に合っている。
パチスロうしおととら雷槍一閃があまり人気が出なかったのも、完走させた身分でありながら、何となくわかった。
あと、継続が決まるタイミングでいつも振動が発生するので、隣の人は嫌だったと思う。
大一商会のYouTubeチャンネルは好きなので見ているが、この調子でスマスロを作ったところでどこぞのYouTuberに産廃呼ばわりされるものしか作れないのだろうかと思ってしまう。
奇跡を起こせばどんな台でも完走はできることを証明できてよかった。
あと奇跡を起こすのであればまどマギ3だろうが、あの台で5回も中段チェリーを引きながら数百枚で終わることがザラ。
うしおととらで見せた奇跡をあと20回ぐらい起こさないと完走できないのだとするならば、撤去されるまでに破産しない程度にチャレンジしてみようと思う。