日本プロ麻雀連盟会長森山茂和の名前で書かれた「Mリーグ機構」への要望書というタイトルの記事。
日程がそろそろ決まるかどうかというタイミングで、多少の嫌悪感や対立を覚悟したような内容、要望を出している。
一見すると「わがままを聞いてちょうだい」みたいな内容
一言で言えば、連盟からわがままを言わせてよという内容である。
日程に関しての要望はわからんではない話だが、連盟の事情を書いちゃうと、だったら他の団体も…ということになる。
来期、月曜日と火曜日も「2卓同時開催」となると、プロ連盟の最高峰の公式戦である「鳳凰戦A1リーグ」が水曜開催をメインになっている関係で、さらに厳しいスケジュールとなります。
最高位戦がどう反応するかは知らないが、直前にそんなことを…と返される可能性は十分にある。
要望するなら、連盟の事情は横に置いておくべきだったと思う。
何試合が妥当で、どういうスケジュールがいいのか、その具体的な提案がなかった。
ただ減らせでは、話し合いにもならない。
正直なことを言えば、そんなことは誰でも言える話で、わざわざ会長の名前を出して言うことかとは思う。
2つ目の麻雀クロックの導入だが、最強戦で導入されていて、特段混乱がなかったのでやってもいいかとは思う。
試合時間が長くなるのをよしとしない人はそれなりにいるし、みんながみんな、Abemaプレミアムで振り返れるわけではない。
提案自体は妥当なのだが、麻雀クロック導入前・導入後の対局時間の違いを数字にすれば、よかったように思う。
劇的に変わるのであれば、だったら導入した方がいいという賛同を得られやすくなる。
ただ最強戦で麻雀クロックを導入した際、結構前から予告されていたので、今から誰が管理して、研修などを行うのかという話になる。
今それを主張して、何になるのか。
今シーズンから導入してほしくて言ってるのか、ただ単にわがままを聞いてほしいのかでだいぶ変わる。
3つ目の公式戦前日の負担軽減。
基本的に公式戦の前日は休養日とするか、せめて1試合目の出場だけに制限して頂きたいと考えております。
それもそれで知らんがなという話である。
なぜそのような提案をするのかという理由も書かれていないし、なぜそう思ったのかも理解できない。
時間短縮や日程などは確かにこれまでも言われていて、納得のいくところもあるが、公式戦前日の負担軽減について、具体的な話を聞いたことがない。
赤坂ドリブンズなど各チームで休養日を設けているケースがあり、連盟主体のチームも同じようにすればいいだろう。
4つ目のサイコロの使用。
これこそ、一番知らんがなと思った提案である。
プロ連盟の競技規定には「サイコロを振る」とあります。麻雀とは本来、サイコロを振る競技なのです。自動配牌卓は、次局のドラとツモが常に1パターンしかありませんが、サイコロを振れば、配牌は同じでもドラとツモが変わり、一次元世界からの広がりも生まれます。
ネット麻雀から入ってきた人にとって、響くのだろうか。
自動配牌によって麻雀牌をとる作業が短縮され、時短につながる。
そういうので時間が少し長くなるのは誤差の範囲とでも思っているのだろうか。
人によって見方が変わる
森山茂和という人は、人によって評価がガラッと変わる人物と言える。
連盟の人からすれば頼もしいことは明らかで、一生ついていきますというプロが多いのも納得はする。
一方で、連盟が頑なに参加をしない他団体の大会もチラホラある。
その理由は最初から参加してないとか、話がなかったとか、そんな具合。
個人的にはしょうもない理由としか思えなかったのだが、そのことに不満をもらす連盟プロは少ない。
正確には不満をもらせば、やんのやんの仲間から言われ、何らかの形でやり玉に挙げられる。
最強戦関連の話題を中心に常に何かしらのいざこざが起きてることからも、そりゃ不満は出てこないだろうとは思うし、自分だったとしても言わないだろう。
森山茂和の解説に関して、個人的には決して愉快なそれではないが、それは個人の感想に過ぎず、世間一般にとっては最高なエンタメかもしれない。
色んなエピソードを聞く限り、面倒くさい人だなぁと思った。
人によっては漢気が感じられるという人もいるだろうが、もう少し合理的かつ効率的であってほしいと自分は思う。
もう2027-28シーズンの牽制を始めているのか
9月から始まる2026-27シーズンに向けて、大至急提案を受け入れてくれという印象は受けない。
「期間は短縮されましたが」という文言から見て、おそらく今シーズンの日程は決まっているのだろう。
だから、2027-28シーズンに向けての牽制だと感じた。
今のうちに提案しておけば、2026-27シーズンで色んな事態が起きた場合、「だから言ったじゃないか」とマウントをとれる。
あとはイニシアティブを握って交渉ができ、世間も味方する可能性が高い。
そういう意味では、この提案自体はそこまで悪いものではない。
だとしたら、具体的な数字がもう少し欲しかった。
何で試合数が増えてんの?とか、商売を考えたらこの試合数が妥当とか、麻雀クロックを使ったらこんなに時間が減ったとか。
いくらでも提案の仕方はあったと言える。
どちらかといえば、提案をしたかっただけだったのだろう。
もしくは森山茂和の思い付きで、いいから出せとなったのかもしれない。
理事会を通してのものだとすれば、どういう議論が理事会でなされたのかも知りたい。
乱暴な提案過ぎて、ケンカになりかねないし、より深い溝が生まれるやり口に思える。
やりようによっては、うまい具合に話が盛り上がりそうだったのに、何か残念である。