韓国の俳優パク・ソンフンがイカゲームのパロディAVの画像を投稿してしまい、初主演ドラマを降板する憂き目に遭ったという。
パク・ソンフンもイカゲーム2に出ており、そのパロディAVが出てると知り、興味をひくのは当然といえば当然だろう。
韓国ではAVを作るのもダメだそうで、当然韓国で作られたAVを見るのも禁止なんだそうだ。
ちなみに日本のAVは見ていいようだが、堂々と購入ができないようで、違法な形で見るケースが多いらしい。
アダルトサイトへのアクセス制限も行われているようだが、抜け道も色々ある様子。
とはいえ、表向きはAVを扱うことに相当デリケートな印象を受ける。
ちなみにイカゲームのパロディAVは何種類か出ており、FANZAでは海外で作られた「イカスゲーム」や「イカセゲーム」、「イクゲーム」とある。
どうやらパク・ソンフンはイカセゲームのパッケージをあげてしまったようだ。
個人的にパロディAVはワンバウンドのボール球レベルにストライクゾーンから外れており、エロ目的で見る気にはならない。
特に洋物のパロディAVは、タイトルが明らかにダジャレなので、エロより笑いの方を感じてしまう。
いつぞやのオールスター感謝祭で、武田鉄矢が出演者の名前を当てるクイズに挑戦し、ゴールデンの生放送で「蒼井そら」と発言し当時話題となった。
大沢あかねの名前が出てこず、蒼井そらと言ってしまい、その場は盛り上がっていたと思う。
もしも今、同じような場面が出てきたら、武田鉄矢は大炎上してただろう。
当時はSNSがそこまで発達しておらず、個人が意見を出す場が限られていた。
武田鉄矢だって、大沢あかねのことを本気で蒼井そらとは思っていなかっただろうし、狙って言った可能性もある。
エンタメでああいう場で発言したとして、まだ笑いになった時代がいいのか、それとも咎められる時代があるべき姿なのか、このあたりは分かれそうだ。
個人的に気になったのは、韓国でああいう騒動になるのが自然であって、日本がAVに鈍感なのがおかしいという意見がそれなりに見られる点。
表向きは規制している韓国だが、実際はVPNなどを通じて見られるようなので、AVを見てるということは…みたいなロジックがあるようだ。
それはそれとして、結局この話もまた感情論のぶつかり合いにしかならない。
加えて、韓国の反応が自然!日本の方がおかしい!という論理の立て方は確実に反発される。
それは今回の件に限らず、どんなことでも反発されるだろう。
仮に韓国での反応が自然、日本はAVに鈍感すぎる!という意見が正論だとしても、うるせぇこの野郎で一蹴されるどころか、そのような意見を述べた側が感情論で全否定される。
何かを成し遂げたい、形にしたいのであれば、泥水をすすってでもやるべきで、感情論に頼るのはなるべく避けるべきだ。
そう思うと、こういう「正論」を吐く人間は別に何かを成し遂げたい、自分も協力して在り方を変えたいなんて思っていないのだろう。
だから自分は、正論を吐き、正論をダシにして金を得る人間が好きではないのだろう。
パク・ソンフンの釈明は若干苦しいが、ない話ではない。
しかし、本人にその気がなくても、ついついやってしまったミスだとしても、韓国のエロに関する事情からすればアウトになるのだろう。
一方で日本には、「誰かに乗っ取られた!」と言い張ればうやむやにできるという裏技がある。
パク・ソンフンもその手を使えばよかったように思う。
それにしてもパロディAVはそんなに見たくなるものなのだろうか。
まぁデビュー作品の、インタビューから脱ぎだすところだけを集めた総集編があればずっと見ていられるし、ずっと…みたいな考えを持つ自分に、言われたくはないか。