前走レース別
チューリップ賞
・過去10年で5勝、GⅡに昇格するなど桜花賞のステップレースとしての存在感が強い。
・前走1着馬は前走2番人気以内であることが条件で、伏兵馬の勝利だと信頼度が落ちる。
・前走1番人気馬は大敗を喫していても本番では巻き返す。1番人気だったという理由でヒモに入れるのはアリ。
・前走優先出走権が得られる3着以内に入った馬は、前走5番人気以内であれば馬券圏内に入りやすい。
・桜花賞3着であれば上記以外のケースも多々あるが、2着以内となると上記に該当する馬で決まりやすい。
→該当馬はナミュール、サークルオブライフ。チューリップ賞組はここ5年で勝利から遠ざかっている。馬連や馬単勝負であればこの2頭を入れておけばよさそう。
フィリーズレビュー
・チューリップ賞とは違い、ほとんど馬券に絡まない。その代わり、傾向がわかりやすい。
・狙うべきは1番人気で連対した馬のみ。
→該当馬はナムラクレア。1番人気2着で勝ち馬とはアタマ差。ローテとしてはレーヌミノルと似ている。人気がないようならチャンスだろう。
アネモネステークス
・過去10年で1頭も馬券に絡んでおらず、データ的には全切りでいいだろう。
その他のレース
・注目は阪神ジュベナイルフィリーズからの直行組で、2着以内に入っていた馬だけ押さえておきたい。グランアレグリアは朝日杯からの参戦だったが、1番人気3着。あと5番人気以内というのも付け加えたい。
・別路線組は1着が絶対条件で、さらに絞ると前走3番人気以内も条件に。
→該当馬はフォラブリューテ、プレサージュリフト。エフフォーリアのように初遠征が懸念されるプレサージュリフトよりも、フォラブリューテだろう。
関西は初だが、新潟や中京への遠征は経験しており、別路線から狙うならフォラブリューテだろう。
穴馬からわかる傾向
今回はただ1つ、多くの穴馬がこの条件を満たしていた。3連単を買う際のヒモ選びの参考にしていただきたい。
・オープン特別勝利もしくは重賞連対経験あり
→アルーリングウェイ、ウォーターナビレラ、クロスマジェスティ、サークルオブライフ、サブライムアンセム、スターズオンアース、ナミュール、ピンハイ、フォラブリューテ、プレサージュリフト、ベルクレスタ、ライラック、ラズベリームース、ラブリイユアアイズ。
これだけの馬がいるが、もう少し絞り込みたい。
穴馬の条件としてチューリップ賞に出て、1秒近い負けを喫していたこともポイントにしたい。
この中で一番該当するのがウォーターナビレラである。
桜花賞2022の最終的な見解
人気次第ということで、候補はウォーターナビレラとフォラブリューテのいずれか。
フォラブリューテの母ブルーメンブラッドはマイルチャンピオンシップを勝つなどマイルでの実績は十分。
先日パンサラッサでドバイターフを勝った吉田豊騎手が国内GⅠで最後に勝ったレースでもある。
血統面では通用してもなんら不思議ではない。
ウォーターナビレラはシルバーステート産駒だが、母シャイニングサヤカは地方のダートで結果を出した馬。
時計勝負になるときついかもしれないが、上位には食らいついている。
ナムラクレアも考えたが、距離への不安と前走のタイムが良すぎたことが引っかかった。
普通にやればナミュールが勝つレースだろう。
横山武史騎手の調子落ちを懸念する声もあるようだが、数字面では去年よりも勢いがいい。
1着が多く2着が少ないのは、しっかりと勝ち切れている証拠である。
馬質はいいけど2着が多いのは、どこかで下手を打っているだけで、その様子は見られない。
サークルオブライフも本来は勝ち負けで当然の馬。
デムーロ騎手も一時期よりかは乗れていると思うが、1着より2着が多い。
フォラブリューテの懸念点はルメール騎手の中央での成績が少し伸びていないこと。
海外ではルメール騎手の無双ぶりがすごかったが、今年は勝ち切れていない。
1着と2着の差がほとんどなく、明らかにここ数年とは異なった傾向である。
ウォーターナビレラの武豊騎手も勝ち切れていない。
両者痛み分け、人気と調教の動きで1頭に絞りたい。