Perfumeが今年ファンクラブツアー、厳密には「ファンクラブトゥアー」を行う。
Perfumeが好きになり、今年で15年になる。
ファンクラブ結成も15年前なので、15年記念というのもあってトゥアーを行う。
実は2008年から7年ほどファンクラブに入り、最後にライブに参戦したのは2013年の東京ドームだった。
それから10年、仙台サンプラザホールで行われるファンクラブトゥアーに参戦する。
なぜ10年ぶりに参戦するのか、なぜ10年もライブに行かなかったのか、自分の備忘録の兼ねて、まとめておきたい。
まずPerfumeは今日に至るまでずっと好きであり、嫌いになったことはただの1回もない。
なぜ行かなくなったか、それは熱の問題である。
2008年からPerfumeが好きになり、2010年の1回目の東京ドームまでとにかく全力投球だった。
初めてPerfumeのライブに行ったのが武道館、その次が代々木第一体育館、そして、仙台サンプラザホール。
Perfumeが仙台サンプラザホールでライブをするのは2009年以来だと思うが、自分もその時に参戦している。
直角二等辺三角形ツアーというホールツアーで、2009年ですらPerfumeはフライデーの新装オープン一発目の目玉として標的に遭うくらい、人気があった。
一発目の目玉がのっち、二発目の目玉はかしゆか。
そのせいであ~ちゃんのブログが途絶え、再開した際の一発目は動画で泣きながら謝るということがあった。
直角二等辺三角形ツアーは全国を回ったが、この時、関東は戸田の1日だけ。
東京も横浜も千葉もあるだろうに、なぜ戸田の1つだけだったのだろうか。
いまだに不思議に思うが、関東の人たちはこれではきついと思い、全国に散ることになる。
仙台サンプラザホールでのライブの当日、民主党に政権が交代した衆院選があった日。
日曜日、翌日は会社で遠征はしにくい、ならば!という感じで入れたら当たった。
その後、横浜アリーナ、元々の2日間、追加の2日間、計4日間にすべて参戦した。
それくらい熱が入っていた。
そして、2010年11月3日、東京ドームでのライブでその熱は完全に昇華した。
正直な話、そこからもライブには行ったが、惰性的なものもあった。
お役御免ではないが、もう役目は終えただろうぐらいに思っていた。
若い人が行けばいい、それくらいの気持ちもあった。
だから、もうPerfumeのライブには行かないだろうと思っていた。
もちろんPerfumeのライブは楽しく、完全燃焼できるくらい満足感がある。
それでも足は遠のき、ファンクラブも辞めていた。
あの熱狂ぶりを知ってしまうと、安定期に入ると、Perfumeに限らず熱は入りにくい。
その間、別のグループも応援するなど、熱は別のところに入るようになった。
それが10年ライブに行かなかった理由である。
なぜ10年ぶりにPerfumeのライブに参戦するのか。
その理由は、Perfumeに対する辛辣な声だった。
ファンクラブトゥアーの開催が決まった際、ファンクラブ会員ではないメンバーも連れていけるようになった。
これが多くのファンの逆鱗に触れ、再考を促す声が多く見受けられた。
公然と批判をするファンも少なくなく、あまりPerfumeの界隈では見ない光景だった。
どちらかといえば一枚岩で、自分みたいについつい言いたいことを言うと総攻撃を受けるぐらいの雰囲気。
だから、なかなかの批判が見られ、Perfumeは大丈夫だろうかと心配になった。
次第に、Perfumeの年齢やもう先は長くないことを覚悟するようになる。
あ~ちゃんの妹でおなじみ、大井競馬の配信にも出てくるちゃあぽんが結婚した。
Perfumeの3人もいつかは結婚するわけで、いずれ終わりを迎える。
まして批判を受け、段々と勢いも落ち着いてきたここ数年も外野から見てきた。
晩年は見届けた方がいいだろうなと思ったことも、ライブ参戦の理由である。
そして、仙台を選んだのも確実に行くためだった。
仙台は高速バスで5時間ぐらい、昼間にバスがあるので意外と行きやすい。
しかも、3列ながら往復で6000円台と激安である。
最初から仙台一択だった。
Perfumeを批判するなとは一切思わないし、言うべきことは言わないといけないので、辛辣な批判そのものは尊重すべきだと思う。
しかし、今までなかったことが起きる時は何か起きる時である。
後悔しないために自分はライブに行くことにした。
これから数か月あるが、Perfumeのことを色々書いていきたい。
10数年ファンの人もいれば、ここ最近ファンになった人もいる。
実際、ここ最近ファンになった人を結構知っており、自分の過去を紹介すると、羨ましがられる。
でも、Perfumeはテクノサウンドでどうこうと、生歌上等的な奴に毛嫌いされた。
とくダネで小倉智昭にしたり顔でテクノがどうこうと言われた時、冗談はヅラだけにしておけと2ちゃんねるに書き込もうかと思った。
あと、日経エンタテインメントのPerfumeパッシング、存在すら無視するようなスタンスも不愉快だった。
身内、特定するなら母だが、Perfumeを毛嫌いしていたし、友人も理解を示す人がほとんどいなかった。
母は誰かを毛嫌いすることをほぼしないが、自分がファンになり、家族には内緒にしていた時、こいつら嫌いだなを何百倍ヘイトに満ちた言い方で発言し、隠れキリシタンになろうと決意し、今もそうである。
困難や障壁があればあるほど恋愛は燃えると言うが、まさにそれだ。
最近は理解者ばかり、世界で活躍するPerfumeはすごいと言われ、カンヌライオンズで圧倒的なパフォーマンスを見せた時、鳥肌が立った。
今もそれは同じだが、批判するものが出始めた時、また燃え始めたように思う。
Perfumeのライブの雰囲気はどう変わったのか、それとも変わっていないのか、仙台で見届けたい。