過去に1度だけドラフト会議の会場に行ったことがある。
当時は応募して抽選で当たれば無料で招待してくれていた。
リポビタンDを何本かくれるし、ドラフト候補者の名鑑やら監督たちがつけているバッジ、ティッシュなどもくれた。
このティッシュは何枚かに一枚刻印が入っているという仕様である。
無料でドラフト会議を見れてお土産ももらえるのだから、こんなにいいことはない。
今年は有料のようだが、有料イベントをタダで見れたのは改めていい経験をさせてもらったと思う。
ここからはTBSのドラフト特番への苦言だが、お涙頂戴の番組作りは個人的には1秒いらないと思う。
というよりも、別に裏側なんぞ流さなくていいだろうにと思う。
流さなければドラフト特番を組めないのであれば、別に流さなくていいわけで。
熱心な野球ファンはCSで見るなどちゃんと対策を立てている。
野球にさほど興味がない人向けに作られたのが例のドラフト特番である。
そして、年末には戦力外通告を受けた選手たちの番組が放送される。
すべては戦力外通告を受けた選手の番組をやるための前フリではないだろうか。
そう思ってみてしまうと、せっかくドラフトに選ばれた選手たちがピエロに見えてしまう。
以前、野球の強豪校にいて、自らもレギュラーとして活躍し、同級生にプロ野球選手がいるという知り合いにあることを教えてもらった。
独立リーグにはマイナーな高校や大学の選手が多く、諦めきれない人たちが集まりやすいこと。
野球の強豪校にいると、きっぱりと諦めて別の道に進む人が多いそうだ。
実際に調べてみると確かにそうで、六大学系はあまりいなかったように記憶している。
プロ野球選手の肩書を得ることが1つのゴールになっている選手がどれだけ多いかを痛感する。
そして、活躍する選手は肩書を得ることが通過点であることをわかっている。
ドラフト特番を見る限り、肩書がまるでゴールのように扱われている。
だから、肩書を得られないと必死に得ようと頑張る。
しかし、独立リーグだってプロなのだから、既に肩書は得たと言っていい。
NPBでなければプロではないと心の中で思っているのだろう。
でも、お客さんに見られてお金を多少なりとももらっている時点でプロはプロだ。
プロとして恥じないプレーは独立リーグのころからしなければならない。
独立リーグのコーチなどの話を聞く限り、意識が低い選手がゴロゴロいるようだ。
一方で、ハヤテ223の新球団の動きもあり、まだまだ予断を許さない部分もある。
独立リーグの選手からすれば、一応はNPBの二軍球団のプロ選手になれる最大のチャンスだ。
そういう意味では、もしもお涙頂戴で番組を作るならば、ハヤテ223のトライアウトを追いかけるべきだろう。
11月になれば多くの番組でその様子が見られるかもしれない。
ハヤテ223のトライアウトは独立リーグの選手にとって激アツイベントだ