競馬とボート、パチンコパチスロをダラダラやる男のブログ

競馬やボート、パチンコパチスロの話題を中心に、賭け方をよりスマートにしながら、試行錯誤を繰り広げているブログです。


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もしもバウアーが暗黒時代の横浜に入ったら、血管は何本切れていたか


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立浪監督の記事を色々書いてきたが、基本的に自分は30年近く横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズを応援してきた。

今年は何かと面白いペナントレースだが、結構いい位置にいながらも一定数の横浜ファンはかなりイライラしているように感じられる。

バウアーやウェンデルケン以外の助っ人外国人がピリッとしていないのもあると思うが、連敗が時折あり、先発がなかなかうまくいっていない部分もそうさせるのかもしれない。

先日、バウアーが挟殺プレーで下手を打った野手陣に激怒する場面がかなりクローズアップされたが、あの振る舞いに多くの横浜ファンが賛同するあたり、よくぞ喝を入れてくれました的な声を感じた。

言わせてもらうならば、バウアーの行ったことはそんなに褒められることではない。

元々バウアーはメジャーリーグでも怒りに任せたパフォーマンスをしたこともあるので、味方にキレるのは想定内だった。

問題は釈明の言葉であり、優勝できるチームのプレーではなかったというフレーズを使った。

恐らく事あるごとに、このフレーズは横浜ファンによって、喝を入れるつもりなようで実際は単なる憂さ晴らし的な意味合いでチームに向けられていくだろう。

だとすれば、バウアーは随分罪が大きいことをしたように思う。

人間なんだからミスは誰でもするから、指摘しなくてもいいとは一切思わないが、面白みに欠ける言葉で指摘しないと、いいようにそのフレーズが使われてしまう。

それくらいの配慮ができていれば、メジャーリーグを追い出されることもなかっただろうが。

 

バウアーがもし暗黒時代の横浜にいたら、命が途中で尽きたかもしれない。

暗黒時代の横浜の散々な成績、3年連続90敗、5年連続勝率3割台でバウアーがいたら、選手間同士で流血騒ぎが起きていただろう。

血管だって何本切れていたわからない。

宮﨑敏郎は今でこそ立派な選手だが、一塁に誰もいない中で投げてしまうというエラーの中でも程度の低いエラーを犯し、もう2度と見ることはないんだろうなと思った時期があった。

もしもあの時にバウアーが投げていたら、宮﨑敏郎の命はあっただろうかと軽口を叩きたくなるが、程度の問題はあるとはいえ、色んな選手がそんな感じだった。

その時期を耐え忍んでしまうと、ちょっとやそっとのことで選手をどうこう言う気がなくなる。

ファンが喚いてどうにかなるなら、思い切り喚き散らすが、そんなことはあり得ない。

多くの人が忌み嫌うデモとファンが選手に苦言を呈する行為のは、自分の中では似通っている。

デモも苦言も無意味だとは思わないが、そんなもんは政治家にも選手にもさほど響かない。

暗黒時代の時、自分は血気盛んだったので、血の入れ替えをしろ!本拠地移転をしろ!など過激なことばかり言っていた。

今思えば、それは自慰行為でしかないのだが、暗黒時代になると誰だってそうなる。

今の中日ドラゴンズのファンが怒り狂うのは理解するし、立浪監督でないと中日ドラゴンズは変わらないんだと思い込んでしまうのは無理もない。

弱いチームを応援する苦行は、極端なことを言えば刑罰的である。

 

今の横浜DeNAベイスターズは一時期に比べたら楽しく応援できるチームになった。

今年の成績も例年と比べれば順調そのもので、4チームでの争いを思えば、これで十分である。

しかし、多くの横浜ファンは何かとイライラする。

もっとうまくいくはずだと思い過ぎである。

サヨナラ勝ちも少ないし、劇的な勝ち方も多いとは言えない。

守り勝つ、渋い勝ち方が多く、負けが込めばコロッと行くような勝ちが多い。

それを思えば、よくやっているし、よく持ち堪えていると思う。

何より交流戦で優勝できた時点で、今年は満足である。

気持ちはボーナスステージだから、バウアーの怒りに対して共感も反発も感じないんだろう。

ほとんどのファンはボーナスステージだと思っていないので、共感もしくは反発を覚える。

まぁそれが普通なのだが。

 

優勝するチームの野球は、守備が完璧な野球ができるチームと思いがちだが、自分はそう思わない。

確かに守備が強いチームは負けにくいが、結局攻撃力にはかなわない。

ソフトバンクホークスがなぜ強いかといえば、劇的な勝ち方を多く経験しているからだろう。

優勝するチームは劇的な勝ち方が本当に多い。

2017年に横浜が広島に対し、劇的な勝ち方で3タテをし、そのイメージが広島の選手に残ったことでクライマックスシリーズで下克上を果たした。

1998年の横浜も劇的な勝ち方が多く、勢いにつながった。

不思議なもので、苦しい時期というのは劇的な勝ち方があまりなかったように思う。

劇的な勝ち方という点では、今年の横浜は少なく、その点では優勝するチームとは言い難い。

ゼロではないものの、勢いを出すにはもう少し必要である。

バウアーにはそのあたりにも言及してほしい。

山﨑康晃や伊勢大夢が打たれて勝ち越された後の攻撃がいささか無抵抗である。

セットアッパーや守護神に借りを作れるチャンスなのに、全く借りが作れない。

借りを作ることで何が何でも返してやろうという気にさせるのに。

エラーも悪いし、打たれることも良くないが、その直後の無抵抗の罪は大きい。

ぜひとも負けに慣れていない横浜ファンにはそのあたりの追及をしてほしい。

あとバウアーは、あの感じではいつかガルベス的なことをやらかしそうなので、もう少し感情をコントロールせいと言ってあげたいが、こんな弱者男性の喚きに聞く耳は持たない。


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