NHKと民放で39枠もドラマがあるそうで、明らかな供給過多と言える。
Tverはもちろん、それぞれのテレビ局が抱えるサブスクコンテンツでの収入ありきなのは間違いない。
しかしながら、これだけのドラマ枠がありながら話を聞く分には視聴者への共感を誘うものばかりである。
かなり昔だが、フジテレビの深夜枠でよくわからないドラマがチラホラとやっていた。
あまりにもシュール過ぎて内容の説明が難しいドラマもあった。
Wikipediaで調べても誰1人知らない。
小劇団の舞台ってこんなものなのかと思わせるような、色々こじらせたドラマもチラホラとあった。
Vシネマでもなんじゃそりゃというやつが結構やっていた。
おそらく39枠もあるドラマの中に、なんじゃそりゃはそんなにないように思う。
なぜかといえば、出てくる俳優・女優が未来を感じさせる若手ばかりだからだろう。
わざわざ、なんじゃそりゃ!みたいなドラマに出させて黒歴史を作り上げることはしたくないだろう。
しかも、金儲けのツールでドラマをやっているので、絶対に人気が出ないであろうマニアックなものは誰も作りたくない。
恋愛ドラマはたくさん作っておけば何かがハマるだろうというテレビ局側のあくどさが垣間見える。
地上波のドラマなんぞヌキ場面のないポルノドラマのようなもので、腹立たしさしかない。
かといって、映画はヌキ場面のあるポルノドラマといえば、こちらも金儲けなので、ヌキ場面のないポルノドラマである。
意味もなく上半身裸をさらけ出すドラマがほぼ消えたように、配信を考慮したものが目立ちすぎている。
そんなもんを39枠も作っていれば、いつかは視聴者に飽きられ、ますますネットフリックスなどに流れるのではないだろうか。
視聴者への共感はある種視聴者を増長させるだけにすぎず、結果的に自分たちのフィールドを狭めさせる。
最終話直前まではハッピーエンドを期待させ、最後の最後に1クール見続けたことを心底後悔するバッドエンドをお見舞いするのも面白いように思う。
心底後悔している視聴者を前に、悪魔のような高笑いを演者一同している光景があってもいい。
そこまでしてこその俳優・女優だと自分は思う。
コマーシャル収入ありきで俳優・女優をしてんのかと声高に誰か言わないものだろうか。
勧善懲悪と見せかけて最後の最後で正義が負けて、悪が勝って終わるのもいいだろう。
水戸黄門だってあれだけ悪者を捕まえているが、一向に悪者は減らない。
これは水戸黄門のご一行が帰った後に、お裁きでお咎めなしになってるからだろう。
水戸黄門はある種私人逮捕系時代劇ドラマと言えるのではないか。
こういう自分みたいにアホでバカな視聴者もわずかにいるので、1枠ぐらい分けていただけないだろうか。
テレビ東京ならやってもらえそうだが。
元日向坂46の女優など有望な若手女優たちをつかまえて保守的なドラマを作るくらいなら、出演したこと自体を後悔するような、視聴者を全力で激怒させトラウマを植え付けさせるような問題作をぶち込めないものか。
以上、消費税を廃止しろ!と同じくらいの荒唐無稽な主張でした。
好きなドラマは相棒です。