競馬やボートレースをやっていると、相性のいい選手、騎手がいることがあります。「Club JRA-Net」では騎手別の成績がチェックできますが、しこたま賭けて回収率が0%なんて人もいれば、反対にびっくりするほどお世話になっている騎手もいるのです。
これはボートレースでも同じです。あいつは信用できない、ここぞであの人はやってくれるなど、様々な思いを選手に抱くのではないでしょうか。
結論！選手の特性をつかめているか否かの差！
競馬では、池添謙一騎手は多くの競馬ファンから信頼を集めます。オルフェーヴルの三冠などが有名ですが、池添謙一騎手が信頼されやすいのは大一番で結果を出しやすいからです。
私も池添謙一騎手を信頼して勝負して大きく稼いだことがあります。それは2017年の桜花賞でのこと。
この時、池添謙一騎手はレーヌミノルにテン乗り。レーヌミノルは2歳時に結果を出していたものの、短距離馬のような成績で前走のフィリーズレビューも単勝1倍台で2着。本番の桜花賞は8番人気、単勝は40倍ほどでした。
しかし、フィリーズレビュー組は1番人気もしくは1着であれば桜花賞でも絡みやすく、まして大一番のテン乗りにめっぽう強い池添謙一騎手であれば勝負になると信じ、単複を買いました。結果的にこれが大当たりし、大きく儲けることができました。
2021年であれば交流重賞における川田将雅騎手もまた非常に強く、点数を減らして仕留めることができています。
つまり、選手や騎手の特性をつかみ、それを信じた結果、大儲けできればその選手や騎手と相性がいいということになるのです。
武豊騎手であればダートで逃げを打たせたら強いなど、それを個人で見つけて、信念に基づいて購入すれば勝てるというわけです。
相性が悪いのは、つかみどころがないから
一方、こいつとはめちゃくちゃ相性が悪い！というのは、つかみどころがないからです。特性を見つけたと思ってもその通りに走らない、ゆえに信用できないのです。
ボートレースで、まくりに行く、差しを狙うなど、選手によってかなり考え方が違い、男女や支部によっても傾向が異なるケースが見られます。
例えば、三重支部の女子レーサーはあまり差しを狙わず、とにかくまくりを狙います。まくりのセオリーは3コースや4カドなど様々ですが、2コースでも平気でまくりに行く選手もいるほどです。
特に高田ひかる選手が伸び仕様の調整を行うようになってからは、その傾向はより強まっている印象すら受けます。
しかしながら、ボートレースの予想では、2コースは差し、3コースはまくりというのが定石のようになっています。
この人は平気で2コースでもまくるというのに、差し予想をしていればお門違いもいいところ。にもかかわらず、なぜあそこで差そうとしない、まくらない、絞ろうとしないなど色々な文句が出てきます。結局、その選手の特性をつかみきれていないのです。
つかみどころはどのようにつかむべきか
ボートレースに限られた話ですが、ボートレース日和などの無料で使えるデータサイトで傾向をつかんでいくことをおすすめします。
ボートレース日和はデータが豊富で、新概念データはもちろん、フライングを持っている時のスタートタイミングや波高が5センチ以上の勝率などがチェックできます。
私は波高が5センチ以上の勝率と、当地のコース実績を重視します。波高が5センチ以上の勝率が活用できるのはびわこや江戸川です。もしかすると福岡でも使えるかもしれません。うねりであったり、難水面であったり、色々な悪条件が生じやすいところほど使えます。
データサイトを活用すれば選手の傾向はなんとなくつかめます。6着続きの選手が1着に急に来ることは、事故以外では考えられません。展開のアヤを突いても道中で抜かされる選手は数多くいます。
まとめ
相性がいいか悪いか、結局のところは、選手の特性をつかめているかいないかの差なのです。一時期デムーロ騎手や戸崎騎手は、平場で勝てないくせに賞金の高いレースでやたら勝つと言われていました。これも特性として捉えればいいわけです。
デムーロ騎手はマイネル馬、ラフィアンの馬でここぞの時に起用される機会が増えました。それまでは丹内祐次騎手や柴田大知騎手に回ってきた馬がデムーロ騎手に回ってきています。このあたりの序列も予想の参考になります。これもまた特性です。
まだだれにも知られていない特性はあるはずです。それはすべてのギャンブルに当てはまるでしょう。それを見つけた人が勝てるのです。つかみどころのない選手は容赦なく相性が悪いと切っていくのが精神衛生上いいでしょう。
