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「ボートレースコロシアム終了」は誰にとってプラスになるのか


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6月2日にボートレースびわこの公式YouTubeチャンネルで配信されていた「ボートレースコロシアム3on3」が最終回を迎えた。

この最終回をもって、ボートレースコロシアムは一旦休止になることがボートレースびわこの公式Twitterで発表された。

ボートレースコロシアムといえば、まいまろわーるど。が引き起こした騒動が記憶に新しく、その際にMC側であり主催者である「シト氏」の発言も問題視されてしまって、炎上してしまう。

シト氏と言われているのは日刊スポーツのお詫び記事だけで、実際はシト君なのだが。

 

元々シトとエドセポネ、通称シトエドは何かと叩かれやすい存在であった。

ボートレース系YouTuberはそれぞれに根強いファンがいるため、自分が好きなボートレース系YouTuberを高めて、他のボートレース系YouTuberを下げようとする。

これはボートレース系に限らず、どの分野にも言える。

日本では宗教と政治、野球の話がタブーとされているが、党派性の違いは諍いにつながりやすい。

阪神ファンが多い中、阪神ファンに聞こえるように他球団のファンが阪神disを展開したら周りの阪神ファンは激怒するが、阪神を横浜、日ハム、ソフトバンクなど別球団に置き換えても同じことが起きるだろう。

シトエドはなるべく炎上しないよう、ギリギリのラインを突いてきたが、いわば他人の失態の煽りを受けてしまった。

 

xtrend.nikkei.com

ネット上の炎上は一部の人間が執拗に炎上させようとして起こるものとされている。

一方で、一部の人間が引き起こす炎上は多くの人を巻き込めないが、メディアが問題点を指摘し、それを正当な批判と考えたユーザーが自由にコメントをする状況が企業にとって脅威ではないかと上記の記事で紹介される。

「シト氏」の弁明は、ずっとボートレースコロシアムを見ている視聴者には理解できる。

しかし、さほど興味がなく、今回初めてその存在を知った人からすれば、「お面をかぶって何を言っているんだ!」と思う人もいるはずである。

ヤフーニュースを見ると、見たことも聞いたこともない地下アイドルやYouTuberの謝罪記事が出てくることが多々ある。

シトエドはチャンネル登録者11万人台で、ボートレース系ではなかなかの多さであっても、一般的なYouTuberの中では誇れる数字ではない。

ボートレースを知る人にはすごいと思えても、大多数はボートレースを知らないし、仮にその主張をすればマニアックなやつだとバカにされる。

 

一旦休止ではあるが、この手の一旦休止は方便に過ぎず、事実上の終了の可能性が高い。

シトエドが炎上覚悟で、1か月弱休止させて、「シン・ボートレースコロシアム」と改名する手も少しはあるだろうが、リスクが大きい。

この「事実上の終了」に追い込んだのは、ボートレースびわこへの電話やアンケートで辛辣なことを執拗に書いた人らがいて、その行為が実ったのだろう。

閉店する飲食店に対し、なんであの店がなくなるんですか!大好きだったのに!と必ず騒ぐ人がいるが、ならばなぜ通い続けなかったのかというツッコミを入れる人は多いはずだ。

アンケートで、シトエドの配信は面白い!ボートレースコロシアムはずっと続けて欲しい!とどれだけの人が書き、結果として執拗なアンチからのアンケートの割合を下げられただろうか。

それが終了に至った理由ではないだろうか。

もちろんマンネリもあるだろうが、マンネリ化した配信番組なんぞいくらでもある。

なぜマンネリでも続けられるかといえば、アンチが少ない、アンチが多くても熱烈なファンが多いことが大きい。

例えば、ボートレース江戸川の公式YouTubeは、登場人物が何かと燃えやすい人ばかりだが、炎上になることはまずない。

これは熱烈なファンが多いからで、プレゼント応募という形で常に可視化されるからだ。

他にもボートレース下関、住之江、尼崎なども結局マンパワーが大きく、企画なんか何の影響も与えていない。

どんな企画をやろうとも、「この人が出る限りは一生応援し続けます!」という熱量の高い人に支えられている。

ボートレースコロシアムは決して熱量の低い人に支えられたわけではないが、数多くのアンチを跳ねのけるほどではなかったとみるべきだろう。

だとするならば、それだけ熱心にアンチ活動をしたくなるシトエド、ボートレースコロシアムの要素とは何だったのだろうか。

 

個人的に思うのは、選手との関係性が希薄で、業界の新参者だったからだろう。

例えば、オッズダンサーのういちは、ボートレースがさほど盛り上がっていない時から番組を行っている。

ういちは活動をしていく中で多くの選手と交流を持ち、山崎智也を始め、関係性を築いていった。

熱心に応援され、アンチを跳ねのけるマンパワーを持つ演者はいずれも選手との関係性ができている。

シトエドにはそれがなく、運悪くコロナが関係性の構築を阻んだと言える。

もちろん本人たちが関係性の構築を積極的に望んでいない部分もあるかもしれないが。

シトエド、特にシト氏は選手に対して辛辣なこと、リスペクトを感じないことを度々言うことがある。

ういちなども辛辣なことを言うが、シト氏は特になかなか形容しがたい冷たさを感じる。

ちなみにシト氏はテンションが上がればとても面白く、人間味にあふれているのだが。

 

ボートレースコロシアムの終了は誰にとってプラスかと問われれば、誰にとってもプラスではない。

他のボートレース系YouTuberのファン、アンチはいわゆるメシウマ案件というやつだが、明日は我が身の世界であり、一転して自分が応援していたYouTuberが消えることもある。

今回の件で執拗な抗議をすれば配信を終わらせられるんだとなれば、別の代理店の配信だって同じ憂き目に遭わされるかもしれない。

そして、今回休止の判断を下したボートレースびわこも、元々誰も買いたがらない場である。

売り上げもきつかった中、体裁を保てるような状況になんとか持ち込めているのは誰のおかげなのかという話ではないだろうか。

ただでさえ西川昌希の刑期が終わり、フリーパスで色々なことができる状況となった。

業界が一気に沈みかねない状況であり、仮に西川昌希が破れかぶれ、無敵状態で暴露すればマンパワーでしのげたアンチの数はケタ違いに増えても不思議ではない。

 

今回のボートレースコロシアムの一時休止もしくは終了はいずれ起きる話だった。

まいまろわーるど。の騒動から間もなくして一時休止と発表されたから、余計に感情的になった人も目立つ。

あと、本場での売り上げとテレボートでの売り上げを考える中で、本場の売り上げの方が手数料が低いため、旨味を思えば本場の売り上げが増えた方が断然いい。

その点、ボートレースびわこはある程度関西に近いのに、ボートレースコロシアムは本場での売り上げに貢献できなかったのかもしれない。

ボートレース徳山が本場配信に切り替え、周南市の名所名物紹介を行うのもその一環ではないだろうか。

仮にボートレースコロシアムが復活するならば、いかに本場の売り上げを上げられるか、そのアイデアが出たときだろう。

今後ボートレースびわこの配信は別の代理店によって本場で行われるかもしれない。

その時、売り上げがどのように変化していくのか、そこもボートレースコロシアム復活のキーになるのではないだろうか。

 

最後に、ボートレースコロシアムがなければおそらくボートレースびわこで買うことは全くなかっただろう。

YouTube配信がないモーニング、デー開催の場がいくつかあるが、ほぼ買っていない。

アンチたちがこれを機会にボートレースびわこの舟券を買い、ボートレースコロシアムの影響力はなかったと言わせるだけのパワーを見せればいいと思う。

それはそれで見てみたいし、なかなか痛快なことではないだろうか。

ただ、西川昌希が今後どのような動きをするか次第だろう。

すべてを失った人間の負のパワーほど怖いものはない。


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