ボートレースびわこの「ボートレースコロシアム」が終了し、9か月ほど経過してから、ボートレースコロシアムが復活した。
この9か月の間、ボートレースびわこの配信はマクールがやる「マクラボ」などが配信されていたが、どうやら登録者数はさほど伸びなかったという。
一方でボートレースコロシアムが復活してから登録者数は一気に増えたらしい。
ボートレースびわこといえばコロシアム、そんなイメージが強かったかもしれない。
元々、まいまろわーるど。という演者が色々騒動を起こしたことがきっかけで、その後処理を失敗したのがすべてと言える。
明日の飯うんぬんと言ってしまったがために、余計に叩かれることになった。
ただでさえお面をかぶって、刺激的な企画をやり続けていれば、そもそも叩かれやすい存在である。
そして出てくるのが、パチンコパチスロ演者の中でも嫌われているナカキンやいけ団地、いわゆる「うちいくTV」関連の演者など。
最後の方にはさらに嫌われているショウタクまで入ってきた。
ただこのショウタクは芸術的な外し方を披露する、ある種の天才である。
2:48:00あたりからぜひとも見てほしい。
もはや台本があるのではないかというくらいの4コマ漫画が始まる。
これはなかなかできない。
ボートレースコロシアムは多様性がかなりある番組だった。
いけ団地やナカキン、ショウタク、まいまろわーるど。など、他の配信で出てきたら二度見三度見する。
ワクワクさせてくれる座組が組めるのがボートレースコロシアムである。
その点、他の公式配信は似たり寄ったり。
そりゃ似たり寄ったりの方がアンパイなのだが、別に見ようとは思わない。
ボートレース宮島のぶっちぎりという配信は、夢グループの社長や愛人の方が出るなど、時折ものすごく楽しそうな展開になる。
夢グループの社長に愛人、そこにイワイガワの岩井ジョニ男がいた。
見なくてどうする!という配信だったし、面白かった。
ボートレースコロシアムの復活は、ボートレースびわこの配信が「似たり寄ったり」になったからだろう。
オールレディース6日間144時間の配信、琵琶湖を自転車で一周する配信など、少なくとも他のボートレースの公式配信では見られない。
テレビがなぜつまらなくなったかといえば、ワクワクするようなことが起きないからだ。
逆にワクワクするような内容を作れているテレビ番組は今も支持されている。
意外と単純なことだが、しがらみなりコンプライアンスなりでそれがしにくい。
アンパイしか切れないような環境だと、やれ世界の衝撃映像、やれ北関東のグルメ情報などとどこも似たような番組になる。
日本の衝撃映像の方が面白いと思うが、日本の衝撃映像は笑い飛ばせないと感じる人が多い。
中国は最低な国だな!とビールを飲みながら悦に浸って仕事のストレスをごまかしたい人が見る番組である。
日本…どうしまったんだ…とビールを飲みながら悦には浸れないし、よりストレスがたまる。
昔はそういう番組が結構あったのだが、これもまた反動か。
日経平均株価が4万円を超えたんだから、景気がいいはずなので、余裕をもって笑い飛ばせるだろうに。
景気がいい割にテレビ局の経費削減が著しいのはなんでだろう。
日本は幸いにもトランプ氏みたいな人がイニシアティブを握れるような状況にないが、一歩間違えばそうなる。
というより、いつなってもおかしくないが、それこそしがらみが守っているのかもしれない。
皮肉なものだ。
話をボートレースコロシアムに戻すが、新加速データなど色々な情報を与えてボートレースと向き合えるのもまたいい。
ボートレース蒲郡にある高橋アナのチャートも強力なコンテンツであり、オリジナル展示タイム以外のものは欲しい。
それだけの個性あるものを出せるか出せないか。
ボートレースコロシアムの休止期の番組はそれがなかったかもしれない。
ボートレース系YouTuberのシュガーの芸術的な抜け目など、真剣にやる人間の失態、それがバラエティになる。
こうした人たちを扱える唯一の番組と言っても過言ではない。
ボートレースびわこが再びマクラボなどに切り替えたら、その時は本当に終わりだろう。
復活させるとはどういうことを意味するのか、ボートレースびわこはきっと完全に理解しているはずである。
自治体の職員であればそれくらい長い目で物事を見てほしい。