少し前にTwitterで逃走中のロケに対して苦言を呈するツイートを見つけた。
その一方で、最近の逃走中のロケはかなり気を遣っているから本当にそれは逃走中のロケなのか的な反論が見られた。
結果的には実際にあった話だったわけだが、もう一般人を巻き込むようなところでロケはできないということだろう。
この件に関して、「みんなの道路だから撮影してもいいんです」「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などの発言があったらしい。
こういうのは言った言わないがあるし、ショックが大きくて間違って記憶していることが多々ある。
言った側も興奮状態だから、思ってもいないことを口走り、興奮状態だから忘れている可能性が高い。
だから、本当は言ってるのに言っていないと言い始める。
本当にそのような発言があったかどうかは置いとくとして、個人的な話をさせてもらう。
普段から利用するご飯屋さんに足を運んだところ、テレビクルーがいた。
その店はチェーン店で、そこそこの広さなので、カメラを持つスタッフがわんさか。
張り紙を見ると、終日その店にクルーがいて、ある企画をやるらしい。
過去に自分も見たことがある企画で、芸能人がモニタリングするような番組である。
モニタリングと書くと、あの番組!みたいになるが、だとすれば、もっと特定されないように書く。
普通に食事をする中、色んなスタッフが動き回っている。
その店の本部スタッフもいるので、普段見たことがない光景が展開されているのだ。
そして、席に着くやいなや、20代の女性ADがやってきて、撮影の際に顔が映ってもいいかと声をかけてきた。
正直勘弁してほしかったが、申し訳なさが出てしまったのと、ここには来ないだろうという思いもあり、承諾書にサインした。
色々書く項目はあったが、さっさと済ませたかったのか、名前と携帯番号だけ書いてくれと言われ、そのまま書いた。
周囲を見渡すとGoProが座席につけられるし、商品が来れば撮影しているし。
ただただうっとうしい気持ちになった。
ここにカメラがついてるのかと実際にロケに遭遇すると発見が多い。
その点はいいネタをもらってよかったなとは思うが、まぁADは大変である。
そして、テレビスタッフ、特にカメラマンはカメラを手にすると色々と勘違いしそうだなと感じた。
そこが色々な問題点を孕む部分なんだなと実感する。
幸い、自分たちはカメラを向けられなかったのでよかったが、カメラを向けられた人に対する謝礼的なものもチラッと目に入った。
といっても、その店のちょっとした割引券だった。
だったら500円割引券をよこせ、1万円でも出してくれたら最高のリアクションをしたるわ!ぐらい誰か言ってほしかった。
正直な話、とても迷惑だったし、逃走中のロケに対して苦言を呈する人の気持ちは強く理解する。
強い怒りというよりかは、甚だ迷惑という気持ち、そして、今後街ロケを見ても、うわぁ迷惑だなぁと思ってる人もこの中にいるだろうなという思いがある。
電波少年のアポなし取材に、取材された側が嫌悪感を示す気持ちがよくわかる。
横暴と横暴のぶつかり合いのようにも思えてきた。
やってることは迷惑系YouTuberと大して変わらない。
やるならやるで、もっと覚悟を決めてほしい。
あと、安い番組を作る割にコスパ悪すぎね?と思ってしまった。
テレビに出たい人もいれば出たくない人もいる。
そりゃいつかはトラブルにもなるし、事件にもいずれなるだろう。
あと、テレビ番組と特定企業のコラボ企画は考え直すべきだと思う。