2023年に入り、実に33人が卒業しているそうだが、いわばコストカットによるリストラのようなことだろう。
肩を叩かれたと書けば卒業者にとっては屈辱に思うだろうが、逆にそうではない理由があるのかということになる。
もちろん、「私から辞めてやった!」という人もいるだろう。
17期生、18期生に期待感が集まる今、16期より上はさほど期待されていないということか。
ちなみに16期生だけの公演に何回か行ったことがある。
当時も16期生にはそれなりに力をいれていたが、結局は不発に終わったのかもしれないが、16期生に関しては新型コロナウイルスの影響とNGT事件の存在が大きかったといえる。
16期生としてデビューしてだいたい2年、太客もつき、まさにこれからの時にNGT事件が起きた。
ある程度のことは上に書いたのでここでは触れないが、例の一件によって選抜総選挙ができなくなった。
ドル箱を失ったばかりか、新作の発売ペースも落ちた。
組織全体が疑われ続け、信用はガタ落ち。
この時期にもメンバーの流出が相次ぎ、そして、新型コロナウイルスに突入する。
1年半の時を経て新曲が出るも、もう勢いは残っておらず、二本柱の会の活動も終わる。
ドル箱というドル箱がなくなった以上、経費削減を行うのは当然のことだ。
NGT事件がなくてもいずれは経費削減を行う状況にあっただろう。
しかし、2023年においてそれは必要なかったかもしれない。
AKB48に対する嫌悪感は多くの人がうっすら持っていたが、それでもパワーはあった。
新型コロナウイルスは体力さえあれば乗り越えられただろうが、NGT事件のダメージが大きかった。
NGT48にも言える話であり、ほかのグループにも波及している印象を受ける。
握手会というものへの嫌悪感はぬぐい切れないものがある。
最近ようやく復活し、稼げる状態にはいずれ戻るだろう。
そして、20周年あたりで1回限りの選抜総選挙があるのではないかと思う。
それはOGを含めたものになるかもしれない。
最後にドカンと一発花火をぶち上げるのならば、華々しくていいように感じる。
16期生で今現在生き残っているメンバーを見ると、当時も存在感があったメンバーばかりである。
山内瑞葵というメンバーは当初から別格、というより、他がこんなもんだろうという中で、明らかにレベルが違っていた。
素人目でもそう思うのだから、そりゃセンターにも推されるだろう。
NGT事件さえなければ、もっと売れていただろうが。