松本人志という人は、写真週刊誌を始め、週刊文春のようなマスコミがデマ記事とみられるものを書いてきたら裁判などで訴える人である。
例えばレンタルビデオ店でアダルトビデオを借りているところを激写され、プライバシー侵害を理由に週刊誌を相手取って裁判を起こして勝利している。
そして、手術後に夜遊びをしていたという報道があり、この件でも松本人志は裁判を起こした。
ちなみにこの件では嘘と認められたが、社会的評価を低下させると認めることができないとして敗訴している。
2016年にも松本人志は、SMAPが生放送で謝罪させられた一件を巡って、中居正広にアドバイスを送ったという記事が出た際、「100%ウソ」だとTwitterに書き込み、「久々に訴えるか!」とつぶやいた。
そして、今回の性的行為を巡る記事である。
アダルトビデオの物色、手術後の夜遊び、中居正広へのアドバイスと比べても超ド級の題材である。
12月22日に取材を受けたそうだが、松本人志の性格上、M-1グランプリの放送中に文春から取材を受けたことを暴露してもおかしくないくらい、デマなら勝訴確実な一件である。
ところが、法的措置を検討するという話が出てきたのは、週刊文春が速報記事を出した翌日だった。
電子版ではもう見れる段階にあって、まさか雑誌の発売を待って、読んだ上で法的措置の検討をし始めたとはどうにも思えない。
今月初旬、週刊新潮が相方である浜田雅功の「健康不安報道」を巡り、やはり翌日に「法的措置を検討」している。
あれから3週間経過しているが、少なくとも吉本興業が週刊新潮・新潮社を告訴した話は聞かれない。
またこの手の報道があると、必ずネタにするのが松本人志である。
浜田雅功が女性と密会し、フレンチクルーラーを持ってきた女性に涙を流して喜んだという記事が出た。
その時もすぐには反応しなかったが、微妙な間をおいて反応し、ガキの使いなど様々な場でイジっている。
今回もどのように扱うのだろうと、その観点で見ていたが、何か動きが怪しく思う。
松本人志がクロだとか、シロだとか、そういうことではなく、今までにない動きになっている。
ジャニー喜多川の件もあり、マスコミも下手に黙ることもできないし、下手に触れることもできない。
場合によっては、ジャニー喜多川の件での反省は何だったんだ!と焼け野原にされるまで許されない事態まで起こりかねない。
何をすれば無事に済むのかという感じがして、相当慎重な動きになっているように感じる。
何よりスピードワゴンの小沢一敬がキーマンで、所属事務所のホリプロコムは「お話しすることはない」としか語っていない。
小沢一敬にしたって、デマだったら最悪な話であり、全力で否定しないと大変である。
守るべき所属事務所が法的措置を検討することすらしない。
まぁ翌日にするのかもしれないが。
果たしてどんな動きになるのか。
週刊文春は時に下手を打つからこそ、読めない。