フェアリーステークスの傾向だが、未勝利戦や新馬組の取捨選択が重要となる。
実は混合戦の未勝利組は過去10年で3勝しているが、牝馬限定の未勝利組となると2着にすら入っていない。
一方で、新馬戦は牝馬限定も混合戦もさほど変わらず、若干牝馬限定戦の方がいい。
ゆえに、牝馬限定の未勝利組はまず割引ということでいいだろう。
距離に関しては延長組は不振で、複勝率ですら1割をなんとか保っている程度。
前走もマイルだったり、距離短縮だったりした馬はどちらも同じ程度の信頼度なので、距離短縮も割引でいい。
前走重賞組は前走1秒以上の差をつけられたケースが目立つ。
前走はコースなどが合わなかったが、中山にバチッとハマった可能性がある。
裏を返すと、重賞で惜敗した馬は意外にも3着にすら来ておらず、思い切って切るのも1つの手である。
ちなみに、前走重賞組以外で前走1秒以上の差をつけられた馬は3着にも来ていない。
以上の傾向を踏まえて、面白そうだと思うのはキタウイングである。
キタウイングは阪神ジュベナイルフィリーズで1秒以上の負けを喫している。
元々新潟2歳ステークスの勝ち馬であり、本来実力上位。
前走は前目の馬たちが総崩れに近い形になっており、改めて見直したい。
近年は騎乗馬を見定めて打率を高めている戸崎圭太騎手がメイクアスナッチを選んだのは確かに気になる。
それでもミルファームに初重賞をもたらしたのは杉原誠人騎手であり、ネガティブな騎乗変更とも思えない。
前売り時点でとても新潟2歳ステークスの覇者とは思えない人気のなさだったので、だったら、ここから狙う。