中田敦彦が松本人志にケンカを売ってからそれなりに時間が経つが、ヤフーニュースで見かける記事の大半、ほぼすべて中田敦彦への批判、疑問、違和感など。
松本人志!中田敦彦の言う通りだ!お前審査員やめろ!的な論評をほぼ見かけない。
自分が見かけた中で唯一あったのは、この記事である。
中田敦彦は存在感が薄くなったから再注目されるために噛みついたなどの意見がある中で、「エンタの神様」出演芸人は誰か、ピン芸人の快児という人物だ。
ファンの方には大変申し訳ないが、一切知らなかった。
誰か中田敦彦を擁護してくれる人はいないか!とFLASHも考えたのだろうが、もはやFLASHの大ボケなのではないかとすら思える。
エンタの神様に出てる?出てないクイズが成立しそうである。
それはさておき、ほとんど擁護の声が出てこないのは、中田敦彦がそもそも好かれていない、松本人志が怖い、どちらなのだろうか。
相方の藤森慎吾やチョコレートプラネットなどの話を聞く分には、中田敦彦は熱しやすく冷めやすい人なのかなと思った。
今はこれに熱を入れるも、あっさり飽きて、また別のネタへという具合に熱しやすく、そして冷めやすい。
おそらく今回の松本人志への提言も、しばらくすれば、あの時はどうかしていたと反省するのではないだろうか。
武勇伝の時期、週刊オリラジ経済白書など冠番組があった時期、ワイドショーのコメンテーターをやっていた時期、それぞれで中田敦彦はあの時はどうかしていたと反省している。
もはや反省までがワンセットなのではないかというくらい。
そう思うと中田敦彦のイキリ芸+反省芸を自分たちは見させられているのかもしれない。
街録Chで中田敦彦回の前後編を見たが、全然鼻につかないというか、常にディープラーニングのAIのように学習していく人なんだと感じた。
武勇伝が完成するまでの過程もそうだし、YouTubeチャンネルで500万人登録を達成するまでの過程もそうだ。
最初から真理にたどり着いたわけでなく、他者の指摘を受け入れながら成長し、どちらも面白いぐらいに突き抜けた結果を残している。
どちらもアドリブではなく、作り物である。
例の提言は相当熱が入っており、アドリブもあっただろう。
霜降り明星・粗品の名前を出したのはアドリブだったと思いたいし、もしもあれが狙いだったのだとすれば、末恐ろしい男である。
RADIO FISHの活動もそうだが、あれも作り物だ。
アドリブが弱いとは思わないが、作り物の強さを思うと、テレビやラジオでは一枚落ちるのは何となく理解できる。
松本人志と中田敦彦がテレビで激突する、こんなわくわくすることはない。
しかし、松本人志は作り物よりアドリブの方が強い人だと思うので、松本人志の圧勝に終わるだろう。
その未来が見えているから、中田敦彦はなかなか出てこないし、出てきたとしても反省芸の時期に松本人志の前に出てくるように思う。
中田敦彦は卑怯!ダサい!など日に日にその声は辛辣になっていくが、おそらく次の何かを中田敦彦は用意しているのではないだろうか。
デイリースポーツやスポーツニッポン、FLASHなどがヤフーニュースのページビュー稼ぎの記事を乱発させている件など、よくぞ言ってくれました!的なメディア関連のネタは結構ある。
あとはプール撮影会中止問題でやり玉に挙げられている共産党の話題、メディアがこぞって印象を下げようとする立憲民主党の話題など。
話の腰を折るように、強引に別の食いつく話題をぶち上げて無理やり誘導することを考えているのではないだろうか。
タブーに切り込みたい、誰も言わないことをやりたい人だと藤森慎吾が語っていたように、次の一手としてはありえそうだ。
松本人志への提言に中田敦彦は既に飽きてる可能性すらある。
そして、タブー的なものに切り込んで、強引に話題を変え、あの人はああいう人だと思わせ、それすら面白いと思ってもらえるようにしているのではないだろうか。
だとするならば、どんなネタで話題を強引に変えるのかが気になる。
タブーに切り込み、よくぞ言ってくれました!とコメント欄が盛り上がるのはやはり共産党だろう。
結党からこれまでの歴史は長いし、不透明な部分があまりにも多いから、これを分かりやすく説明したら食いつく人はかなりいるはずである。
あとは朝日新聞など特定のメディアに関するネタなど。
これも、よくぞ言ってくれました!と言われやすく、タブーに切り込んだように見せられる。
中田敦彦はそういうお笑い、ネタを作っているのだとすれば、そういう楽しみ方で接した方がいい人なのだろう。
何が正しいとか、何が間違っているとか、正義は何で悪は何か、そんなものは中田敦彦からすればどうでもいいと思っているように感じる。
こういう自由研究をやりました!見ててください!みたいなネタをやっていると思えば、真正面に提言を受け止めなくていいのではないかと思える。
大人の人が多いから、提言を真正面に受け止め、マジメに返そうとするが、中田敦彦は大人なのだろうか。
ヒーローに憧れた少年のような心を持つ人間に対して、少しでも攻撃したいのならば、「はいはい、よくできました、よくできました」ではないだろうか。
ちなみに、あんまり詳しくない事柄について一定の知識を手っ取り早くつけるのに、中田敦彦の動画は適しているとは思う。
ぜひともタブーに切り込んでいただきたいと思うし、自分は昔からこういう人だろうなと思っていたが、松本人志の件で怒っている方は今一度中田敦彦とはどういう人間か、今一度距離感を見つけておいた方がいい。
そうしないと、無駄に怒り、無駄な労力を割いて、疲れるだけである。