正直な話、よくキレずに対応したなというのは第一印象だった。
評価されるべきはフリーランスを含めてできる限りオープンにし、人を食ったようなことを言わなかったことである。
記者会見的に最悪なのは、記者クラブメディア、既存メディアだけを呼んで、1時間程度で切り上げるような会見。
そんな会見でキレちゃったり、バカにしたような発言をしちゃったりするのが最悪なのだが、そういうのがなかった。
むしろ、メディア側で相当暴走した人がいて、キレずに対応したことはとても大きく、今後何もなければジャニーズ事務所の動向を見守る動きとなり、過度な批判は出ないだろう。
何もなければの話だが。
東山紀之新社長自身にスキャンダル、会見では盛んに性加害疑惑をぶつけられ、否定はしていたが、若干ブレがあった。
答え合わせは来週の文春まで待つしかないが、絶対に記者会見で失敗はできないという覚悟はかなり伝わってきた。
伝わってきたからといってすべてが許されるわけではないが、これ以上は見守るしかないという世論がいずれ形成されるだろう。
鉄壁の守備に徹したという印象を強く受けた。
あと、ジュリー社長があそこまで答えられるのであればなぜ早々に会見をしていなかったのかと感じてしまった。
色々言われていたが、4時間も会見が続き、同じような質問もあった中で最後まで崩れることがなかった。
あったとすれば、ニコニコ動画のナナオ記者からの質問の時ぐらいだろうが、いつぞやの山一証券の野沢社長的な、社員は悪くありませんから!的に感極まった時。
終始そんな感じになるかもしれないと当初思ったが、最後までほとんどなかった。
あとはジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長も、あさイチやアド街の時のような雰囲気で最後まで通していた。
この布陣であれば、定期的に会見していくうちにジャニーズ事務所の危機は乗り越えられるのではないだろうか。
何度も言うが、あくまでも何の報道もなければの話だが。
それにしても、東京新聞も色々大変だなとは思うが、製造者責任ということで最後まで面倒見てやらんといかんわなとだけ書いておきたい。